キャンプの楽しみといえば、なんといってもキャンプ飯ではないでしょうか
そして美味しいキャンプ飯を楽しむ為には、調味料は必要不可欠であり、どんな調味料を持っていくかで、料理の幅も変わってきます。
今回は、キャンプに最低限持っていった方がよいものやおすすめ調味料についてご紹介します。
最低限持っていきたい調味料
キャンプをするには、テントや寝袋、調理道具や椅子やテーブルなど何かと荷物が多いもの。調味料もできるだけ最小限にしたいですね。
最小限でも美味しいキャンプ飯ができる最低限持っていった方がいい調味料とは何でしょうか。
キャンプ飯 基本調味料
まずは、塩・こしょう・油の3つは最低限の必須の調味料です。
この3つの調味料さえあれば、とりあえずは魚や肉を味付けして焼いたり、野菜やキノコなどを炒めたりして食べることができます。
さらにあるとよい調味料
必須で持っていく基本調味料以外にも、ケチャップやマヨネーズ、焼肉のタレ、マスタード、バターなどがあると味付けの幅がさらに広がります。
王道アウトドアスパイス3選
マキシマム
マキシマムは、肉屋が開発したオリジナル商品であり、キャンプ料理における大定番の調味料です。
ローレルやクミンといったスパイス以外に、野菜粉末やカツオエキスなども入っていて
スパイシーさだけでなくうまみも追及された万能調味料です。
特に相性が良いのは、バーベキューやステーキなどの肉料理です。 スーパーで買える安価なステーキ肉も、マキシマムを使えば専門店のクオリティーに負けない程、香ばしい一品に仕立てあげることができます。
〈絶品スパイシースペアリブ〉

スペアリブをオリーブオイルとレモン汁、マキシマムをたっぷりとふりかけて、じっくりと焼き上げた絶品料理です。
焼き上がりは外側がカリッとし、中はジューシー。さわやかなレモンの酸味と、オリーブオイルのコクで、深い味わいを楽しむことができます。
材料(4人分)
スペアリブ 500g
マキシマム 適量
オリーブオイル 大さじ2
レモン汁 大さじ1
サラダ油 適量
作り方
①スペアリブにレモン汁とオリーブオイルをまぶす②マキシマムをたっぷりと振りかけてよく揉み込む
③フライパンに油をひき、表面を中火で6分焼き、焼き色をつける
④裏返し、ふたをして弱火で蒸し焼きにする
⑤4分経ったら火を止め、ふたをしたまま約10分置く
ほりにし
アウトドアスパイスの中でも特に有名なのが、和歌山県にあるアウトドアショップOrangeのほりにしです。
醤油と塩の和風ベースの中にも香ばしいガーリックの香りがインパクトを与える万能調味料です。
肉はもちろん、魚や野菜、パスタ、チャーハンなどさまざまなアウトドア料理にも合い、とても重宝します。
ほりにしプレミアム
ほりにしプレミアムは通称金のほりにしとも言われており、世界三大珍味の一つであるトリュフと塩を調合させた白トリュフソルトを合わせた一品なのです。
これ1本あれば、お肉や魚に高級感漂う香りがプラスされるのはもちろんのこと、クリーム系のパスタやチーズ、たまごとの相性も抜群です。
アウトドアだけでなく、自宅でもほりにしがあれば、簡単にリッチな気分を味わうことができますよ。
ほりにし辛口
ほりにしに3種類のスパイスをプラスしたもので、赤のほりにしとも呼ばれています。
旨さの中にピリッとした辛さが印象的です。
ただ辛すぎるというわけではなく、旨味成分を強く感じるため、辛いものが好きな方には特におすすめです。
唐辛子の風味が強めで、肉との相性がなんといっても抜群です。
食材に振りかけて焼くだけで、ホットな味わいになります。
おすすめの料理は、手羽先を使ったスパイシーチキンです。
食欲が増して止まらなくなる、絶品うま辛料理の一品です。
〈手羽先スパイシーチキン〉

材料(4人分)
鶏手羽先 10~12本(400g)
ほりにし辛口 大さじ2
下準備
肉を常温に戻す
作り方
①手羽先は骨と骨の間に切り込みを入れてポリ袋に入れる。
②ほりにしを加え、袋の外側からもんでなじませる。
③バーベキューの網などでこんがりと焼き完成。
黒瀬のスパイス
ほりにしの登場以前から注目されていたのが鶏肉専門店が手がける調味料、黒瀬のスパイスです。鶏肉専門店から出していることもあり、鶏肉料理との相性が抜群です。
黒瀬のスパイスには醤油も入っており、これ一本で料理の味付けができる万能調味料です。
また、全体的な風味はマイルドで、ガーリックがほのかに香ります。その為、素材本来のうまみを邪魔することなく、ほどよい具合の味付けができます。
一般的な塩コショウよりもあとを引く豊かな風味で、飽きずに使えるのも強みです。
鶏の照り焼き
鶏肉に黒瀬のスパイスをすり込んで焼くだけ。
好みでマヨネーズとスパイスの追い足しするとGOOD‼️
調味料の選び方のポイント3選

調味料がたくさんあれば味付けの幅が広がり良いのですが、その分持ち運びが大変になりますよね。
そこで、調味料を選ぶポイントについてご紹介していきます。
ポイント1️⃣食材にあわせて調味料を選ぶ
キャンプで、何を作るかによって使用する食材も決まってきます。そしてその食材が決まれば、それに合った調味料を絞ることができます。
もし、メニューが決まっていない場合は先程紹介した、塩・こしょう・油を基本にして、幅広い料理に対応できるアウトドアスパイスやアウトドアソースなどを選べば、最小限の調味料でキャンプ飯を楽しむことができます。
ポイント2️⃣持ち運びのしやすいものを選ぶ
キャンプに持って行く調味料を選ぶときに重要なのは、なんといっても持ち運びのしやすさです。
そこでおすすめなのが小分けタイプの調味料や粉末タイプの調味料です。
小分けや粉末タイプの調味料は、かさばらずコンパクトで荷物も軽くなり、こぼれても他のギアへの影響が少なくて済みます。
また、和風だしや中華だし、コンソメは粉末や顆粒があることは皆さんご存知かと思いますが、最近ではしょうゆや味噌なども粉末タイプのものが幅広く販売されています。
利用したいなと思った場合はあらかじめネットやスーパーなどでチェックしてみましょう。
ポイント3️⃣密閉できて割れにくい容器に入れる
キャンプでは持ち運んでいる途中で調味料の容器がひっくり返ったり、衝撃を与えてしまったりする危険性があります。
そのため、中身が漏れないように密閉できるフタがあり、落としても割れない容器を選びましょう。
ワンポイントアドバイス☝️
キャンパーの悩みを解消するおススメ調味料入れがあります。
それは、無印良品のペンケースと化粧用ミニボトルで作成することができます。
〈材料〉
PET小分けボトルワンタッチキャップ(12ml)8個
ポリプロピレン ペンケース横型L 1個
※ペンケースに、8本のボトルがピッタリと収まります。
調味料BOXの作成手順
①ボトルとペンケースについてるシールを剥がす
ボトルに食器用洗剤をかけてラップで巻き、
そのまま、15分くらい放置するとキレイに剝がれます。
②ボトルの中にお好みの調味料を入れる
PET小分けボトルワンタッチキャップは口がかなり狭いので、調味料を入れるときは、100円均一などに売っている小さな漏斗があると便利です。
③油性ペンで調味料の名前をマスキングテープに書く
何となく見た目で中身が分かりますが、何が入ってるのかシールを貼ると分かりやすいですね。
シールは、マスキングテープなどがおすすめです。
④ボトルにシールを貼る
最後に調味料の名前を書いたマスキングテープをそれぞれのボトルに貼り付けていけば完成。
それ以外にストローを活用した調味料収納術もあります。
100均のタピオカストローに調味料を詰め込んで収納する方法です。ソロキャンパーにおススメです。
ストローを希望の長さにカットし、片側の先端をペンチではさんでライターで炙り、入れたい調味料を詰めてから同じように先端をペンチで挟んでライターで炙り完成です。何が入っているかマジックで書いておくと分かりやすいですね。
粉物以外にも、液体系も漏れずに持ち運べます。使うときはハサミでカットするだけなので、少量の持ち運びにとても便利です。
まとめ
いかがでしたか?キャンプには調味料は必須。でも、あれもこれもと調味料を持っていくと大変ですよね。そこで今回紹介した調味料があれば最小限の調味料でも美味しくキャンプ飯を楽しむことができます。
また持ち運びをする時、必要な量だけ持っていくのにオススメなのが、小分けタイプの調味料や粉末タイプの調味料です。
また、ボトルや瓶に入っているものは別の小さな容器に移すとコンパクトになります。ただ、中身が漏れないように密閉できるフタがあり、落としても割れない容器を選びましょう。
是非皆さんも、コンパクトで持ち運び便利にした最小限の調味料で最高のキャンプ飯を楽しんでみませんか。