キャンプへ行ったらお風呂はスルーしてしまう人も多いのではないでしょうか?
せっかくなら、アウトドア活動で汚れた身体を綺麗にしたり、疲れをお風呂で癒しませんか。
今は、温泉や旅館だけでなく、温泉を堪能できるキャンプ場もたくさんあります。
そして、ぬくもり感ある素朴なお風呂や純和風の露天風呂、贅沢感に浸れるジャグジーまで楽しめたりできたりするところもあります。
今回は、温泉の魅力と温泉の楽しみ方についてご紹介します。
温泉の魅力
魅力1️⃣効能

温泉の最大の魅力はなんといっても効能にあります。
温泉の効能には、血行促進や疲労回復、美肌効果など、さまざまな健康効果が期待されます。
また、温泉に含まれるミネラル成分は、ストレスの軽減やリラックス効果を高め、心身のバランスを整える役割も果たします。
これらの効能は、温泉の成分により違います。
⭐️単純温泉
温泉に含まれている化学成分の量が少ない温泉のことを言います。
効能としては、胃の粘膜に弱い刺激を与える性質があり、慢性胃腸病、慢性便秘、リウマチ、腰痛、関節・筋肉障害、神経障害などに効果があります。
温泉の効能に即効性はないですが、刺激の少ない温泉なので、 身体にも優しく、子どもから高齢者まで安心して入ることができます。
入浴すると肌がすべすべとした感触になるという特徴があります。
⭐️塩化物泉
ナトリウムと塩素の化合物である塩化ナトリウムが含まれる温泉です。
湯冷めしにくい事から別名「温まりの湯」とも呼ばれています。
塩分の殺菌力が強く、傷や火傷などに対する鎮痛効果や、吸い込むことで痰を柔らかくして気道を浄化する作用もあります。
そのため、慢性気管炎・肺気腫などの治療としても利用されています。
また、塩化物泉には美肌効果もあります。塩化物泉に含まれる塩分が肌に薄い膜を形成し、水分の蒸発を防ぐ為乾燥肌やアトピー性皮膚炎の人におすすめです。
また、保温効果が高いため、冷え症の改善にも効果的です。
⭐️炭酸泉
炭酸ガス(二酸化炭素)が溶け込んだお湯のことをいいます。別名「ラムネのお風呂」とも言われています。
血液循環を促進し、冷え性改善に効果的とされています。
また、心臓病・高血圧・糖尿病・血栓・心筋梗塞などの予防・改善への効果が期待されています。
⭐️硫黄泉
硫黄泉には「硫黄型」と「硫黄泉硫化水素型」の2種類あります。
ゆで玉子が腐ったような臭いがして、いちばん温泉らしく感じられる泉質です。
硫黄泉は、角質を溶かして肌を滑らかにする効果があり、入浴後には肌がつるつるとした感触に変わり、透明感が増し、美肌効果があります。
また、硫黄成分が皮脂や汚れを除去し、肌のバリア機能をサポートすることで、敏感肌やアトピー症状の緩和が期待できます。
⭐️硫酸塩泉
硫酸塩泉は、動脈硬化症に効果があり、鎮静作用や血圧の降下作用もあるため「脳卒中の湯」と呼ばれています。 また、切り傷、火傷などに効くことから「傷の湯」とも呼ばれます。
また、硫酸塩泉には、肌の脂分をとるはたらきがあり、ニキビなどに効くので、「美肌の湯」の一つとも言われています。
このように、温泉の成分に応じて、自分の目的に合った温泉がある場所でキャンプする場所を選ぶといいでしょう。
魅力2️⃣自然に囲まれた癒しの空間が楽しめる

温泉のある場所は、豊かな自然に恵まれていることが多いです。
その為、露天風呂では、冬の雪景色や春の桜夏の新緑など四季折々の風景を楽しみながら入浴することができ、非日常的な空間を楽しむことができます。
また、自然に囲まれた環境での入浴は、心身ともにリラックスし、日常のストレスから解放されるひとときです。

温泉の効果的&安全な入り方
1️⃣入浴前後に水分補給をしましょう

入浴をすると汗をかくことにより、血液粘度が高まって、血液がドロドロな状態になるので
入浴前後に1杯ずつの水を飲むようにしましょう。
入浴15~30分前に、スポーツドリンクやビタミンC飲料を飲むと湯あたり防止の効果にもなるのでおすすめです。
注意⚠️
お酒を飲んだ直後の入浴は危険ですので充分に酔いを覚ましてから入浴しましょう。
2️⃣掛け湯をする
湯船に入る前のかけ湯は、体の汚れを落としてから入浴するためのマナーというのは皆さんもご存知かと思いますが、他にも温泉の泉質や温度に体をならすという意味もあります。
掛け湯の順番としては、足先など心臓の遠くから順に十分なかけ湯をするようにしましょう。
また、冷え性の改善したい場合は、温冷交互浴と言って、膝下にお湯と水を交互にかけることで、末梢血管が広がるので、疲労物質が排出されやすくなるので疲労回復に効果があります。
また、冷え性改善にもGOOD。
効果的なのは、お湯を3分、水を1分、これを3~5回ほど繰り返すことです。
3️⃣温泉に浸かってから体を洗う

美肌効果の高い泉質の温泉は、体を洗ってから入浴するのではなく、入浴後に体を洗うほうが効果的といわれています。
入浴することで、角質や毛穴の汚れがとれやすい状態になるので、肌に刺激を与えないように、手でやさしく体を洗いましょう。
ただ注意したいのが、温泉は皆が利用する場所です。マナーとして体の汚れは落としてから入浴するようにしましょう。
4️⃣頭に濡れたタオルをのせる
温泉に入る時、皆さんはタオルをどうしているでしょうか?
温泉に行くと、タオルを浴槽につけないために頭にタオルをのせている姿を見かけたことはないでしょうか。
実はあれも安全な入浴法のひとつなのですよ。
特にのぼせやすい内湯や夏の露天風呂では、入浴中に頭に血がのぼってのぼせないよう、冷たいタオルを頭にのせておくのがおすすめです。
逆に、寒さで脳の血管が収縮して危険な冬の露天風呂では熱いお湯をしみこませたタオルが効果的と言われています。
また、立ちくらみを防止する為には、ゆっくりと浴槽から出るようにしましょう。
5️⃣ 長湯せずに分割浴をする
入浴時には、水圧・温度・温泉の刺激からの身体の負担を軽くするために、
「足浴→半身浴→全身浴」の順番でゆっくり入浴するようにしましょう。
長湯は、汗をかくことで体内にある水分が奪われて 脱水状態や血液の凝固を起こし、熱中症や心臓発作につながり、意識障害を引き起こすことがあります。
その為一度に長湯せずに、浴槽からでて休憩を挟むなどの分割浴をしましょう。
また分割浴は熱中症や心臓発作予防だけでなく、湯冷めもしにくくなります。
6️⃣あがり湯は湯口の新鮮なお湯で
温泉からあがる際に、シャワーで体を流している方も多いかと思います。
しかし、温泉には皮膚の表面に膜を作り保湿する効果があるので、上がり湯はしないほうがおすすめです。
そうすることで、入浴後も温泉成分が肌に浸透していきます。
注意⚠️ 酸性泉など刺激の強い温泉の場合はシャワーなどで温泉をながすようにしましょう
あがり湯をする場合は、温泉の湯口から桶で新鮮なお湯をくみ取り 少し冷ましてからかけるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか?
キャンプに行ったら、お風呂に入らないという方もいるかと思いますが、せっかくならアウトドア活動で汚れた身体を温泉で綺麗にしたり、体を温め、疲れをお風呂で癒したいですね。
そして、温泉にはいろいろな泉質があり
効能、効果もそれぞれ違います。
自分にあった泉質の温泉がある場所を探して
キャンプ➕温泉を楽しんでみませんか?