皆さんはテントの色を選ぶ時、どんな基準で選んでいますか?
お洒落な色など見栄えを大切にしていますか?それとも機能性を大切にしていますか?
テントを買うときに意外に大切となってくるのが、色の選び方です。
テントの色を上手に選べば、暑い時期を快適に過ごせたり、虫からの被害を最小限にしたりと、キャンプライフの快適性が格段にアップします。
今回はテントの色によるメリット、デメリットについてご紹介します。
自分に合った色を選び快適なキャンプライフを楽しみましょう。
色の濃さによるメリット•デメリット

アウトドアブランドから出ているテントのカラーバリエーションも今はかなり豊富にでている為、自分好みの色や濃さを選べるのもうれしいですね。
明るい色、薄い色
メリット
🟨キャンプ場で見つけやすい
特に明るい赤や青などは、キャンプ場が混雑していたり、日が落ちて暗くなってきても比較的見つけやすいのでおすすめです。
🟨色のバリエーションが豊富
自分好みの色を選ぶことができます。
🟨おしゃれで明るい雰囲気になる
明るい雰囲気でおしゃれにコーディネートしやすいです。
🟨テント内が明るく過ごしやすい
陽の光も入りやすく、テントの中の色も明るいので過ごしやすいです。
デメリット
🟨汚れが目立つ
砂埃や泥汚れが目立ちやすく、雨天時には土などでシミになることもあります。特に白色は黄ばみやすかったりもします。
🟨早朝からテント内が眩しくなる
陽の光が入りやすい為、日の出時間とともにテント内が明るくなって起きてしまう為、睡眠を妨げてしまったりします。
🟨虫が寄りつきやすい
虫は紫外線に反応するため、紫外線を反射しやすい色に敏感で寄ってきます。その為明るい色は虫が集まりやすい傾向があります。
橙色や黄系の色
日中虫が集まりやすい
白色や蛍光色
白や蛍光色は光を反射しやすい為、日中だけでなく夜も虫が集まりやすい
青色や緑色
青や緑などの、暗すぎず明るすぎない色は虫が集まりにくいと言われています。
定番のナチュラルグリーン系は種類も豊富で人気があります。
🟨日焼けしやすい
明るい色や薄い色は陽の光が入り明るい分、紫外線を通しやすいので日焼けをしやすいといえます。
暗い色、濃い色
メリット
🟦日中はキャンプ場で見つけやすい
テントの黒はまだまだマイナーなカラーです。その為キャンプ場では目立つので、テントを見つけやすくなります。ただ夜は闇に溶けて見つけづらくなります。
🟦落ち着いた雰囲気になる
テントがダークトーンの色だと全体が落ち着いた雰囲気になります。
また、他のキャンプギアと色の統一感を出せば、インスタ映えする大人のキャンプを演出できますよ。
🟦光に集まりやすい虫が寄りつきにくい
暗い色や濃い色は、光に集まってくる虫がつきにくいとされています。
🟦影がしっかり落ちて紫外線対策できる
濃い色だと影がしっかりできるので、紫外線対策をしつつも涼しく快適に過ごすことができます。
🟦汚れが目立ちにくい
色が濃いと汚れがついたり、黄ばんだりしても
目立ちにくいです
デメリット
🟦蓄熱しやすい
黒は皆さんもご存知かと思いますが、太陽光を吸収する色です。
その為、蓄熱してしまい、通気口などを開放していないと、風通しが悪くなり、テント内に熱がこもってしまいます。
しかし黒いテントは、影がしっかりとできるテントでもあります。
そのため、風の通り道さえ確保しておけば、実はテント内は涼しくなり、快適な空間を作り出すことができます。
🟦昼間でもテント内が暗くなる
テント内は陽の光を通さないので、暗くなりランタンが必須になります。
複数個を用意するか、バッテリーや燃料を多めに用意しておくといいでしょう。
他の対策としては、入り口が大きく、天井付近に開口部があるテントを選べば、自然光を取り入れられます。
🟦ハチや蚊、ムカデなどが寄りつきやすい
黒に近い濃い色には、闇に向かって移動する習性があるムカデやダンゴムシなどが集まりやすいです。蜂は黒色に反応して狙ってくる習性があります。
🟦日が落ちると闇に溶けて見つけづらくなる
黒や暗い色は周りが暗くなってくると色が同化してくるので見えづらくなります。
キャンプスタイルに合わせた色選び

テントの色は、自分のキャンプスタイルに合わせて選ぶと失敗しにくくなります。
また、季節に合わせて選ぶと、周りの環境にもマッチしやすくなります。
キャンプスタイルや季節に合わせたテントの色選びのポイントをご紹介します。
ファミリー•ソロ•大人数スタイル
ベージュやブラウンなどナチュラルなカラーはさまざまなキャンプ場に馴染みやすいおしゃれなカラーです。
ファミリーでもソロでも、どのようなスタイルでも使いやすいです。迷ったら選んでおくと良いテントカラーです。
大人数・ファミリースタイル
大人数でワイワイ楽しむスタイルなら、アースカラーや色鮮やかなカラーがおすすめです。
イベント感が強く出るポップなカラーは、気分を盛り上げてくれます。
※パステルカラーとは、原色の赤、青、黄、緑などのような明確な色合いではなく、桜色や藤色のように白色が混ざったような淡い色彩をいいます。
アースカラーのような中間色はカラー同士をつなぐ要素もあり、色の邪魔をしにくいのも特徴です。
おこもりキャンプスタイル
オフホワイトや淡い茶色などの色は、やさしくおだやかな雰囲気になり、ナチュラルなカラーはテント内も明るいので、おこもりキャンプにもおすすめです。
ソロキャンプスタイル
ソロキャンプは、落ち着いた深いグリーンやブラックなどの濃くて暗めのカラーでまとめると、一人の世界をゆったりと楽しめます。
特にSNSで人気のブラックキャンプは、テントなどのギアをブラックに統一したキャンプスタイルです。上級者のようなたたずまいで、どっぷりと自分の世界を楽しむことができます。
季節に合わせた色選び
春

桜や緑が増え始める季節には淡いカラー、ナチュラルなカラーがおすすめです。自然に馴染むようなやわらかな色のテントは、春の雰囲気を楽しむことができます。
※ナチュラルカラーとは、少し黄みがかったアイボリーやオフホワイト・ベージュなど主に淡い色合いが主流の色です。
夏

新緑の季節には、鮮やかなカラーが映えるので、海を連想させる明るいブルー系のカラーやビビッドなカラーがおススメです。
ナチュラルにまとめるなら、砂浜を連想させるベージュ系のカラーもいいですね。
※ビビッドカラーとは、赤や緑、青などの原色やショッキングピンクなどのネオンカラーなどの彩度の高い印象の強いカラーのことです。
秋

秋といえば紅葉や銀杏が主役ですね。それらの色に馴染むようなグリーンのアースカラーや、雰囲気のあるダークトーンのカラーで自然との調和を感じてみるのもいいですね。
※アースカラーとは、土や植物など、地球にもともとある自然物をイメージした色のことで、カーキやベージュ、ブラウン系が代表です。
冬

積雪の中でも目立つ、鮮やかなカラーが映える季節です。ブラックテントの中にホワイトギアがアクセントになるモノトーンなコーディネートもおしゃれですね。
温かみのあるネイティブ柄やナチュラルなトーンのテントもいいですね。
焚き火ストーブとの相性もGOOD👍
※ネイティブ柄とは、特定の民族に伝統的に伝えられてきた模様の柄のことをいいます。
※ナチュラルトーンとは、自然な色合いのものをいい、自然のままの色調を生かした色です。
まとめ
いかがでしたか?
今はテントの色の種類も様々なものが販売されています。 そして色それぞれにメリット、デメリットがあります。
また、季節やキャンプスタイルなどによっても適した色合いなどがあります。
今回ご紹介したテントの選び方を参考に自分のキャンプスタイルに合った色のテントで、キャンプを快適に楽しんでみませんか。