クワガタ採集で親子共に夏の自然を楽しもう!

大人も子供も大好きな昆虫界のキング的存在、クワガタ虫の採集の仕方をご紹介すると共に、

服装や道具、簡単な仕掛けの秘伝レシピや捕まえ方、飼育方法など解説していきます!

クワガタを観察する子ども

☆昆虫採集を楽しむための服装や道具のポイント☆

まず、服装ですが汚れても良い服装を、そして草むらにも入る可能性があるため、必ず長いズボンと履きなれたスニーカーを履きましょう。

夏の日光は日差しも強いので帽子は必須です。

網はホームセンターなどで1000円程度で買える網がおすすめです!

100円ショップなどの安価な網は浅めなものが多く、逆に高価なものは作りがしっかりしている分、子供には重くて持ちにくい場合があります。

虫カゴは100円ショップの物でOKです!

子供は昆虫探しに夢中になると虫カゴの存在も忘れてどこに置いたのかわからなくなるので、取っ手が着いているものや肩掛けヒモがついている物が良いでしょう。

飲み物など熱中症対策も忘れずに!

外で動き回るため、水分補給はしっかりとりましょう。

夏の昆虫採集では、汗の水分とミネラルを求めて、蝶が自分から人間に寄ってきてくれることもあります!

目次

クワガタが捕まえられる時期

クワガタの成虫を見られるようになるのが5月から10月初旬ごろ。

成虫は5月から9月に広葉樹の朽ち木に産卵します。

およそ6月中~7月上旬頃に個体数をたくさん見ることができます。

そして、7月の中旬頃になるとカブトムシがピークを迎える影響で個体数が減少していきます。

クワガタ採集出来る場所

クワガタが見られる場所は主に公園、畑や田んぼの脇、クワガタが好むクヌギやコナラの木がある雑木林が見つけられるのではないでしょうか?

最近はキャンプ場でもクワガタを採集出来る場所が増えています。

森の奥のキャンプ場では、クワガタがたくさん集まります。キャンプを楽しみながら、昆虫採集も楽しめたら最高ですよね!

クワガタが好むクヌギやコナラ。

どちらも縦に深い溝が入った樹皮と、縦長でふちがギザギザした葉っぱが特徴なので探してみましょう。

クヌギもコナラもどんぐりがなる樹なので、根元にどんぐりが落ちていたら間違いなしです!

コナラのどんぐりは楕円形で帽子をかぶった典型的などんぐりの形、クヌギのどんぐりは丸っこくトゲトゲした帽子をかぶってます。

クワガタが潜んでいる場所

クワガタは夜行性で、日中と明るい環境の場合は樹液に集まりにくく、昼間はその周辺に隠れている事が多いです。

樹液の出ている洞や、木の枝葉陰などを徹底的に探してみましょう。

木の根っこ付近の枯葉が集まってるようなところを掘り返してみるのもおすすめです。

クワガタ

クワガタ採取におすすめな時間

足元が良く見えて、ゆとりのある昼間の時間帯の採取は初心者向き。

だいたい早朝の4時から6時くらいがいいでしょう。

樹液の出ている所を探してみましょう。

夜の場合は暗くなりはじめる7時~がおすすめ。

種類によって、また気温や湿度によっては昼間でも十分採取可能です。

風がなく蒸し暑い夜が特に良いです。

仕掛け&仕掛ける時間帯

クワガタを確実に採るために、仕掛けを作ってみましょう。

仕掛けのレシピはとっても簡単!!バナナ、焼酎、砂糖をビニール袋に入れて混ぜ合わせ、半日~1日放置したら完成!!

出来上がったら、ストッキング(排水溝などの目の細かいネットなどでも〇)に移し替えて、クヌギやコナラの木を見つけたら、紐で木の幹に括りつけます。

仕掛ける時間帯は、日中に仕掛けると甘い香りに誘われてスズメバチが飛んで来たり、カナブンが穴をあけてしまう可能性があるので、確実にクワガタを捕獲するために、夕方に罠を仕掛けて、夜か明け方に見に行くのがベストです。

仕掛けにクワガタがかかるかは運にも左右されます。

1匹もかかっていなかった場合は時間をずらして再チャレンジしてみましょう。

それでも寄ってきてない場合は、場所を変えてみてください。

クワガタ

☆仕掛けのポイント☆

焼酎以外にも、カルピスやコーラを入れる例もあります。

ですが、アルコールが蒸発する時にバナナの甘い香りが漂うので、焼酎が1番昆虫を引き寄せる効果があります。

木に仕掛けをセットする時に、釘などを打ち付けて仕掛けを吊るすのはNGです。

木の命を粗末にしてまで昆虫採集をすべきではありません。

どんな命も大切に・・・。

採集が終わったら、仕掛けを撤収するのを忘れずに!!(結構忘れがち!)

仕掛けにかかったクワガタ発見!どうやって捕まえる?

昆虫はおしりが急所で、触るとびっくりして足の力を弱めます。

その隙に木からとりましょう。

おしりを触る方法は、クワガタに指を挟まれた時にも有効です!

無理にはさみをこじ開けずに、おしりをさわってびっくりしたクワガタが力を緩めた時にはずしましょう。

クワガタを捕まえる男の子

掴むのが怖い時は?

親子どちらも掴むのが怖い場合は、慌てずに網を被せてつかまらせるようにしましょう。

力まかせに木から振り落とすと昆虫が傷ついて弱ってしまうので、振り落とすのはやめましょう。

傷つけないように持ち帰ろう

採集したクワガタは、そのまま虫かごに入れて持ち帰った場合は傷ついてしまいます。

採集した場所の近くにある落ち葉を敷いて、その上に乗せてあげましょう。

野外の土は過程飼育に向かないので、飼育の際は腐葉土または市販の昆虫マット(飼育マット)を敷いてください。

捕まえたクワガタ

捕まえたけど、逃がしたい。そんな時は?

1度捕まえて少し観察し、その場で逃がすのは問題ありませんが、持ち帰ったあとに「育てられないから」という理由で採集した場所に戻すのはやめましょう。

1度人間の手で育てると、自然界にはない菌に触れるため、戻すことで生態系を壊してしまいます。

生き物の飼育には責任が伴うので、ちゃんと最後まで大切に飼うことができるか、親子でしっかり話し合ってくださいね。

まとめ

昆虫採集は、仕掛けなどの準備から飼育観察まで、親子で夏のひとときをワクワク楽しめる体験です!

紹介した採集方法をぜひ、チャレンジしてみてくださいね♪

自然も大切な命です。木を切ったり、傷つけたりするのは好ましいとは言えません。

自然に優しく、モラルを守って採集を楽しみましょう。

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