ソロキャンプで自然を眺めながら
のんびりコーヒーを一杯 最高なひととき
ですよね。 せっかくなら美味しいコーヒーを飲みたいですね。
コーヒーの品種・産地も様々ありますが、水の種類もたくさんあり、味や成分が異なります。
しかし、明確な違いがわからないまま、なんとなく選んでいる方も多いのではないでしょうか?
今回は、コーヒー豆や焙煎、挽き方、水の種類について詳しくみていくと同時にコーヒーに合う水や、コーヒーの美味しい入れ方についても紹介していきたいと思います。
コーヒー豆の種類と特徴
コーヒー豆と一言でいっても、いろんな種類があり味の特徴も異なります。自分好みにあったコーヒー豆を選ぶ参考にしてください。
ブラジル
産地 ブラジル
全体的に軽めの味わいで、香り・コク・苦味すべてのバランスがよいことから、他のコーヒー豆を評する際の基準として「スタンダード」ともいわれています。
コロンビア
産地 コロンビア
ブラジルと同じく全体的にバランスよく整った味わいです。
ブレンドコーヒーやエスプレッソとして使われたりします。コーヒー初心者の方でも飲みやすくオススメです。
ブルーマウンテン
産地 ジャマイカのブルーマウンテン
ブルーマウンテンの標高800~1200mにある指定されたエリアのみで栽培された高級品種で、「コーヒーの王様」ともいわれています。
香りが高く、苦味がありつつも程よい酸味と調和しており飲みやすい品種です。
グアテマラ
産地 グアテマラ共和国
国内で8カ所ほど主な産地が分かれているため、それぞれわずかに味の違いはあるものの、全体的に濃厚なコクの中にフルーティーな酸味がしっかりと感じられるという特徴があります。
マンデリン
産地 インドネシアのスマトラ島
生産量が少ない高級銘柄であり、日本ではブルーマウンテンが浸透するまで世界一といわれていました。
酸味がほとんどなく苦味が強めで、濃厚な味わいが好きな方にオススメです。
モカ
産地 イエメンやエチオピア
世界で最も古いコーヒーブランドといわれていて、「モカ・マタリ」「モカ・シダモ」などの銘柄に分けられます。
甘みとコクのバランスに優れ、独特のフルーティーな酸味があるのが特徴です。
キリマンジャロ
産地 タンザニアのキリマンジャロ
キリマンジャロ山の標高1500~2500m付近で収穫され、ランク付けに厳しい審査基準が定められていることで有名です。
上質な酸味が最大の特徴ですが、濃厚なコクとスッキリとした後味で飲みやすさもあります。
コーヒーの焙煎度合いの種類
コーヒー豆だけでなく、焙煎度合いによっても
味や風味も変わってきます。自分好みの焙煎度合いを見つけてみましょう
浅煎り
味やコクが弱めで酸味が強く出る焙煎度合いです。コーヒー独特の苦味が苦手な方にオススメです。
薄っすら焦げ目がつくものをライトロースト
シナモン色のものをシナモンローストと言われています。
中煎り
味とコクのバランスが取れている焙煎度合いです。コーヒー豆本来の味わいが出やすく、一般的に最もオススメされる煎り方です。
さらに細かく分けると
苦味が出始めるミディアムロースト
レギュラーコーヒーに多いハイロースト
酸味・苦味・コクが調和しているシティロースト(アメリカや日本で人気)
深煎り
苦味と香ばしさが強い焙煎度合いです。
酸味が苦手で苦味を楽しみたい方にオススメです。
さらに細かく分けると
苦味が強く出始めるフルシティロースト
酸味がほとんどないフレンチロースト
スモーキーなニオイが残るイタリアンロースト
コーヒーの挽き方の種類
極細挽き
パウダー状まで細かくする挽き方です。
細かくすると苦味や味が濃くなります。
エスプレッソに使われます。
細挽き
上白糖やグラニュー糖の間ほどの大きさにする挽き方です。
水で時間をかけて成分を抽出するウォータードリップに使われます。
中細挽き
市販のコーヒーで用いられている基準となる挽き方です。
ペーパードリッパーやコーヒーメーカーなど、一般家庭で淹れる際に最も適しています。
中挽き
ザラメとグラニュー糖の間ほどの大きさにする挽き方です。
サイフォン、ネルドリップ、フレンチプレスなどで使用します。
粗挽き
ザラメほどの大きさにする挽き方です。
長時間抽出し、金属目が荒くても通り抜けないため、アウトドアで使われるパーコレーターに適しています。
またネルドリップやフレンチプレスなどでも使用可能です。
⭐️パーコレーターとは
コンロなど直火にかけてコーヒーを抽出する器具のことをいいます。パーコレーターの中にコーヒーと水をセットし、直火にかけることでコーヒーが抽出できます。
コーヒー粉とパーコレーター、水とコンロがあればコーヒーフィルターなども不要で抽出が可能なため、屋外やキャンプ場などでいれたてのコーヒーが楽しめ人気があります。
⭐️フレンチプレスとは
筒状のポットにレギュラーコーヒーと熱湯を入れ、上からフィルターで押し沈めて抽出する器具
⭐️ネルドリップとは
フランネルと言う、片面または両面が起毛した生地で作られた、布製フィルターにコーヒーを入れお湯を注いで濾(こ)すもの。
コーヒーに合う水
コーヒーに適した水は軟水〜中硬水あたりの水です。
コーヒー豆本来の味を楽しみたい方は、軟水を使うと良いでしょう。
中硬水を使うと、水に含まれるミネラル類とコーヒーの苦み成分が適度に反応するので、 酸味と苦味が程よく楽しみたい場合は中硬水がおすすめです。
軟水
ダノン ボルヴィック
ヨーロッパ生まれのミネラルウォーターのなかでは珍しく、硬度60mg/Lと軟水に分類されます。
非加熱・無殺菌のため、自然な甘みを感じます。
喉の奥に引っかかるようなえぐみはなく、透明感のある味わいが印象的です。
アサヒおいしい水 天然水 六甲
原水の種類は「深井戸水」で、数十年かけて地下150メートル以上の深さまでしみ込むうちに、地層のミネラル成分をほどよく含みまろやかな味わいになります。マグネシウムとカルシウムが黄金比で含まれており、ミネラルバランスもGOOD。
舌の奥で感じられる深い甘みがあるため、軟水特有のやさしい味わいが好きな人におすすめです。
磨かれて、澄みきった日本の水(西日本)からだにうるおうアルカリ天然水(セブンイレブン)
軟水にしてはやや硬度が高いため、ミネラルの味わいを十分に感じられます。また非加熱のため、自然な深い風味があり、鼻に抜ける心地よい香りがあります。
い・ろ・は・す天然水
やわらかくまろやかな味わいが特徴的です。
まるで雪解け水のような甘みが、口の中でやさしく広がります。
スーパーやコンビニなどで手軽に購入しやすいのが魅力です。
中硬水
フィジーウォーター
苦みがなくまろやかでごくごく飲める、クセがなくて飲みやすいといったように、飲みやすさを評価している声が多いです。
ソランデカブラス
ボトルのおしゃれさから、部屋のインテリアやプチギフトにもおすすめです。
中硬水の中では高めの硬度ですがミネラルのバランスが取れていて、飲みやすくすっきりとした味わいです。
サンベネデット
イタリア鉄道やアリタリア航空などの公共交通機関でも採用されているなど、トップクラスのシェアを誇る水です。
後味が残らなく飲みやすい、甘みを感じるという声がきかれます。
百貨店のデパ地下や成城石井、コストコなどでも取り扱いがあるようです。
アクアパンナ
とってもソフトな飲み心地で日本人の口にも馴染みやすい味です。
常温や白湯にしても美味しさは変わらないので、リピートする人が多いです。
佐渡海洋深層水
新潟県佐渡の海洋深層水は、水深200~300メートル以深の海水から採水されています。
体にすっと入るような清涼感や、甘みを感じる美味しさが好評です。
硬度は300と高めですが、飲みやすさとミネラル補給をどちらも叶える水です
霧島天然水 のむシリカ
実際に飲んだ方の口コミでは、子どもでも飲めた、お通じや肌に良い気がするという声があります。
少し割高という意見もありますが、飲みやすさと霧島で採れたという安心感もありリピートされている方も多いです。
美味しいコーヒーの淹れ方
今回は手軽に誰でも簡単に淹れることができるペーパードリップでの淹れ方について紹介していきます。
コーヒー使用量の目安
使うコーヒーの種類や焙煎度はお好みで構いませんが、淹れる杯数により下記をめやすに調整してみるといいでしょう。
1杯分 10~12g
2杯分 20g前後
3杯分 25~30g前後
4杯分 35~40g前後
用意するもの (1杯分)
⭐️コーヒー(中細挽き)10〜12g
⭐️水 160ml程度
(カップの温めなどにも使うので多めに用意)
⭐️ドリッパー
⭐️ペーパーフィルター
⭐️コーヒーカップ
手順
1️⃣器具とカップを温めておく
抽出後のコーヒーが冷めてしまうのを防ぎ、淹れたとき飲みごろの温度にする為に、ドリッパーとサーバー、そしてカップなどをあらかじめ湯煎して温めておきましょう。
2️⃣フィルターをドリッパーにセットし、コーヒー粉を入れる
ドリッパーの形に合うフィルターを使います。
円すい型ならフィルターの圧着部分の1か所を、台形型は底面と側面の2か所を互い違いに折り、ドリッパーにしっかりとセットします。
フィルターの中へ粉を入れ、お湯がムラなく全体に行き渡るように、軽く振って粉の表面を平らにならしておきましょう。
3️⃣お湯を用意する
沸騰したお湯が鎮まり落ち着いたぐらいが適温(92~96℃)です。
やかんで沸かした場合は、細口のドリップポットへお湯を移し替えたらだいたい適温、と覚えておきましょう。
お湯の量をコントロールしやすい細口のドリップポットを使うのがおすすめです。
4️⃣蒸らしをする
はじめに必ず、粉の表面にそっと少量のお湯を注ぎ、「蒸らし」をします。
20秒ほどおいて粉の中にあるガスを追い出すことで、おいしい成分を引き出しやすくする工程です。
5️⃣ドリップする
中心から小さく円を描くように、数回に分けて1杯分あたり160ml程度のお湯を注いでいきます。
水面がやや下がるタイミングで次を注ぐのがベストです。
分量のお湯を注ぎ、ドリッパーへ落ちきったらカップへ注いでできあがりです。
まとめ
いかがでしたか?
キャンプでの自然を眺めながらゆったりコーヒーを飲む至福のひととき、せっかくなら自分好みのおいしいコーヒーを飲みたいですよね
今回ご紹介した、コーヒー豆の種類、焙煎の程度、豆の挽き方、コーヒーに合う水を参考に自分好みのものを探してみてください。
また、コーヒーの美味しさを最大限に活かすおいしいコーヒーの淹れ方でいつもと違ったコーヒーを楽しんでみませんか。