環境に優しいエコキャンプをはじめよう❗️

広い空や緑に囲まれ自然を身近に感じられるキャンプ。慌ただしい日常から離れ、疲れた体を癒し、心身ともにリフレッシュするには最高ですよね。

そんな自然のパワーに魅力を感じ、キャンプデビューをする方も多いのではないでしょうか?

そんなブームとなっているキャンプですが、キャンプをする人が増える一方で、マナーやルールを守らないキャンパーも後を絶たない。

ごみの放置や煙の臭い、自然破壊といったトラブルに悩まされているキャンプ場や近隣住民も少なくありません。

また、持続可能な開発目標(SDGs)や、脱炭素など、地球全体の環境を考えた生活様式が今叫ばれています。

2022年4月からは、「プラスチック資源循環法(プラ新法)」が施行され、アウトドアでも環境に配慮し、美しい自然を壊さないキャンプの知恵とテクニックが必要になってきており、キャンパーにも求められています。

でも、そうは言っても、具体的に何をどうしたらいいの?と思う方もいるのではないでしょうか?

そんなキャンパーの皆さんに、自然に配慮したエコにキャンプする簡単で、すぐに実行できる

アイデアとテクニックをご紹介します。

目次

エコキャンプとは

エコキャンプとは、環境や自然に配慮したキャンプのことをいいます。

子供から大人まで実施でき、レジャーによる環境活動としても注目されています。

エコキャンプは、自然に還る洗剤や、使い捨ての物を使わない、など簡単な行動から始めることができます。

SDGs(持続可能な開発目標)とは

SDGsイメージ(持続可能な開発目標)

「SDGs」という言葉をよく耳にするようになりました。

「SDGs(エスディージーズ)」とは持続可能な開発目標の略称のことを指します。

テクノロジーの発展で、生活はどんどん便利になりました。しかし、生活が便利である一方で、環境はどんどん破壊され気候変動が起こり、感染症、人々が紛争をし、貧困、差別も今この地球上でなお生まれ続けています。

このままでは地球が持たない!みんなで何とかしよう!と、2015年9月、150カ国以上の世界中の国や企業が一丸となって17の目標をたてました。それが「SDGs」です。

SDGsの17の目標の中に、自然環境に注目した目標が3つ立てられています。

1️⃣気候変動に具体的な対策を
2️⃣海の豊かさを守ろう
3️⃣陸の豊かさを守ろう

この3つの目標を達成するために、私たち一人ひとりが出来る事といえば、環境に優しい生活や活動をすることです。

つまり、SDGsの達成のために、キャンパーひとりひとりがエコなキャンプを心掛けることでが、地球を守っていくことに繋がります。

キャンプで避けるべき行動

自然を楽しむためのキャンプ。思いがけず、環境破壊をしてしまってはいないでしょうか?

一度自分自身を振り返ってみましょう❗️

①ゴミの放置

ゴミの放置

キャンプを楽しむ人が増えると、必然的にゴミが増えます。

マナーを守ってゴミの処理をしたり、持ち帰る人がいる一方で、ゴミを放置する人がいるのも事実です。

キャンプ場のゴミの放置は悪臭の原因にもなり、キャンプを楽しむ人だけでなく、近隣住民にも迷惑になります。

また、ビニールやプラスチックは放置すると土壌汚染を引き起こすだけでなく、野生動物がゴミを誤って食べ、生態系にまでも被害をもたらすことにもなります。

②直火•焚き火

キャンプと言ったら、焚き火が定番ですよね。多くのキャンプ場では、地面の上で直接焚き火をすることを禁じているところが多くなっています。

直火で焚き火をすると、芝生や土が傷つくだけでなく、微生物や生態系が破壊されてしまいます。

③合成洗剤の使用

キャンプ場での合成洗剤の使用は、水質汚染に繋がります。なぜなら合成洗剤は、油汚れを強力に落とす「界面活性剤」を多く配合しているからです。

キャンプ場は、下水処理が整備されていないため、洗浄成分が強い洗剤がそのまま河川に流され、環境破壊に繋がってしまいます。

基本的に、キャンプ場での食器洗いは極力減らすという意識を持ち、汚れが拭き取りやすいキャンプ用の食器などを利用するといいでしょう。

④熱湯や残った汁を地面に流す

カップ麺やインスタント麺の汁や熱湯は、

そのまま地面に流すと、カップ麺などの塩分や油分、高熱が植物の根や地中の微生物を傷つけてしまうのでNGです❌

熱湯は冷ましたり、カップ麺などの汁は頑張って飲み干す、またはご飯を投入しておじやとして食べるのもいいでしょう。

どうしても飲みきれない場合は、汁を固める粉末も販売されているので利用しましょう。

汁の量が多い場合は、空きボトルなどに入れて持ち帰るようにしましょう。

食べた食器を清流や湖水などで洗う

目の前に清流や湖水があると、つい食器やBBQグリルなどをパパッと洗いたくなりますよね。

でも食べかすは、塩分や脂分が多く含まれている為、水中に棲む魚などの生物に悪影響を及ぼすのでNGです。

今すぐできるエコキャンプ

エコキャンプは、少しの工夫で誰にでも実践することができます。

①限られた資源を大切に使う

水やエネルギーといった限られた資源を大切に使うことはエコにつながります。

食器洗いができるキャンプ場もありますが、汚れは拭き取るか水洗いがおすすめです。

今はスプレータイプの洗剤も出ていますので、汚れを落とし、キッチンペーパーで拭き取ることで、できるだけ洗い物を出さないようにできます。

②エコグッズアイテムを使う

今は、多くのメーカーから環境に配慮した商品が販売されています。

キッチンスクレイパー

キッチンスクレイパーは食べた後の汚れを拭うヘラで、汚れもきれいに取れて、洗い物が

とても楽になります。そして、大幅な洗剤や水の節約にもなります。

キャンプ場によっては、洗剤そのものの使用を禁止している場所もあるようです。

また基本的に、キャンプ場での食器洗いは極力減らすという意識を持ち、汚れが拭き取りやすいキャンプ用の食器などを利用するなどの工夫もしてみましょう。

食器洗い用 除菌ウエットシート60枚入

キャンプする場所によっては、水が使えない場所もあります。そんな時、食器洗い用ウエットシートというものを準備しておくといいでしょう。災害時にも使えますので重宝します。

びわこふきん

びわこふきんは、デコボコしたガラ紡糸が油や汚れを取り込んでくれる、吸収性と吸油性に優れたふきんです。

環境に配慮した洗剤などもありますが、びわこふきんを使えば洗剤を使わず、水洗いだけでお皿や調理器具をの汚れを落とすことができます。

繰り返し使えるゴミ袋

ゴミ袋といったら、ビニールのゴミ袋を思い浮かべますが、アウトドア用品として洗って繰り返し使える、持ち帰るためのごみ袋もあります。

湯冷まし用のボトルやファスナー付き保存袋

キャンプではコーヒーを飲んだり、レトルト食品を温めるのに、お湯を沸かす機会が多いと思います。

しかし、不要となった熱湯をそのまま地面に流すと、芝生を傷つけたり、土壌の微生物に危害を与えます。

そうはいっても、冷ますまで待てない場合もありますよね。

熱湯をすぐに捨てて調理したい場合は、どうすればいいのでしょうか?

エコキャンプを実施しているキャンパーは湯冷まし用のボトルやファスナー付き保存袋を持参しているようです。

ミツロウラップ

ミツロウラップとは、布にミツロウ(蜜蝋)をしみこませたラップのことです。

水で洗って何度でも使えるのでゴミの削減に役立つと言われています。

また、抗菌・保湿作用・通気性に優れているため、パンやおにぎり、切った野菜など、鮮度を保ちながら安心して包むことができることでも知られています。

スタッシャーシリコーンバッグ

キャンプご飯の材料は、ジップロックなどに入れて持参している方が多いと思います。

スターシャシリコンバッグは、プラスチックフリーで、温め、焼く、冷蔵、冷凍もできる万能アイテムです。

海を守るために使い捨てプラスチックゴミをなくしたいという想いでアメリカで開発された製品です。

100%ピュアプラチナシリコーンでできているので、食材を入れて保存しても安心で、電子レンジ、オーブンで焼く、冷凍、湯せんも可能です。

何度も洗って繰り返し使用することができるので、ゴミが減らせます。

またこんな利用もできます。

⭐️肉などを冷凍して入れて持っていく

⭐️野菜を切って持って行く

⭐️使い終わったスタッシャーシリコーンバッグを洗っておけば、キャンプで食べ残ったスープなどを入れておくこともでき、次の日の朝食の際に湯せんで温めて食べることができるんです。

とても便利ですよね。

高吸水性樹脂

携帯用トイレ等に使われている高吸水性樹脂を持っておくと、塩分や調味料が環境破壊に繋がるカップ麺のスープや飲み残したコーヒーを固めて燃えるゴミとして処理できます。

また、紀陽除虫菊 残った麺スープ 固めてポンなどの製品も販売されています

ソーラーランタン

夜のキャンプシーンでは、ランタンが必要不可欠ですね。

今までは燃料で灯りを灯すタイプが主流でしたが、最近ではLEDランタンや、太陽光で充電できるソーラーランタンがエコで人気を集めています。

LEDやソーラーランタンは、ガスや一酸化炭素を発生させないため、室内での使用が可能で災害時にも役立ちます。

火を使わないので扱いやすく、キャンプ初心者や子供がいるキャンプでも安心して使用できます

③残った炭は再利用

火が消え、使用済みの炭や余った炭は捨ててしまうのではなく、再利用する事ができます。

どのように利用できるのでしょうか?

⭐️しっかり乾燥させて、炭として再利用する

しっかりと乾燥させてある消し炭は、着火しやすいので、炭としてまた再利用できます。

⭐️消臭剤として利用する

消臭剤として炭が利用されているのは、一度は聞かれたことがあるのではないでしょうか?

余った炭も、靴箱やトイレ、冷蔵庫などの消臭剤としても利用できます。

⭐️除湿剤として利用する

炭は水を吸収しやすいので、靴箱やタンスの衣類の除湿剤としても利用できます。
スノコを敷いて、その下に入れると衣服が汚れずにすみます。

⭐️土壌改良として再利用する

粉々に砕いた炭は、ガーデニングや畑の土に混ぜることで、土壌改良剤として利用できます。

自宅で家庭菜園をしているキャンパーは、消し炭を持ち帰って是非再利用してみてくださいね。

④使い捨て商品はできるだけ使わない

使い捨て商品は手軽に使えてしまう分、使用すれば捨ててしまうので、ゴミの量も増えてしまいますよね。

やはりエコキャンプでは、使い捨て商品を出来るだけ使用せず再利用アイテムを使うのがエコになります。

キャンプテーブルに、お気に入りの食器やコップがあれば見た目もオシャレになり、気分も上がりますね。

アウトドア用に、軽くて割れないエコな素材の食器などもたくさん販売されていますので、是非探してみてください。

でも、どうしても使い捨て商品を使わないといけない場合は環境に配慮し、紙製、木製のものを選び、プラスチック商品は使用しないようにしましょう。

また、ペットボトルの飲み物は持っていかず、タンブラーや水筒などを持っていきましょう。

暖かいお湯を保温性の高いタンブラーに入れて持っていけば、現地でお湯を沸かす手間も減り燃料も削減できますので、一石二鳥です。

⑤ゴミの量を増やさない

生ごみの削減のために魚や野菜などの下準備は自宅でしていくようにしましょう。

また肉類のタッパーなども自宅で処理してから出発すると、余計なゴミを減らすことができます。事前に味付けなどもして持っていくと

手間も省け、簡単にキャンプ飯を楽しめます。

極力、キャンプ場で出すゴミは少なくすることでエコなキャンプを目指しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今のご時世、皆さんもそうだと思いますが、余暇を自然の中で過ごしたい人が増えてきました。

特にキャンプは、さまざまなスタイルがあり、

自分に合ったスタイルで気軽に楽しめることから、人気のレジャーとなっています。

そして、SNSでのキャンパー同士の交流も盛んになっています。

しかし、人と自然が共存するには環境への配慮が必須です。

ちょっとした1人ひとりの心がけは、小さいものですが、皆が心がけることで、美しい自然を守ることができます。

始めは慣れないかもしれませんが、環境や自然にやさしいエコキャンプをみんなで実践して、オシャレでカッコいいキャンパーになり、キャンプを楽しみましょう❗️

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