キャンプでよく使用するタープテント。強い日差しや、風雨から私たちを守り、快適で楽しいキャンプライフを過ごすために欠かせないアイテムですよね。
タープはダメージを受けやすいギアの1つであり、長持ちさせるためにはお手入れが重要です。お気に入りのキャンプギア、大切に使っていきたいですよね。
今回はタープテントにおけるメンテナンスの重要性や具体的なお手入れ法をご紹介していきます。
お手入れの必要性
タープは面積が大きく、その分風の力を受けやすいです。ダメージを受けやすいキャンプギアなので丈夫には作られていますが、どうしても縫い目やロープが劣化してきてしまいます。
まずタープのお手入れでポイントとなるのは、乾燥させること、汚れを落とすことと、保管方法の3つだと言われています。重要性を1つずつ解説していきます。
1.乾燥が足りていないとカビが生えやすいため
雨が降っていなくても、朝露などの結露で濡れてしまうことがほとんど。乾燥が不十分だとカビが発生しやすく、一度発生してしまうと除去するのはなかなか難しいです。最悪の場合、もとには戻らないこともあります。
だからこそしっかり乾燥させ、メンテナンスをすることが必要になってくるんですね。
2.汚れが劣化に繋がることがあるため
タープは面積が大きいため、その分土埃や枯れ葉、木の枝や鳥の糞など、汚れが付く確率が高いです。汚れの成分によっては生地の劣化に繋がってしまう可能性があるし、撥水力の低下に繋がることもあります。そのため、汚れが付いたらすぐに落とすことが大切です。
汚れが付くのを避けるため、設営する場所を工夫することも大切ですね。
3.保管方法を間違えると劣化に繋がるため
カビが生えないよう、湿気の少ない場所に保管することはもちろん、畳み方にも工夫が必要です。畳んだシワが生地の劣化に繋がることがあるからです。
畳むときは無理に細かく折りたたまず、必要最低限だけ折り曲げクルクルと巻くイメージが良いですね。
具体的なお手入れ方法
ここまではメンテナンスの重要性を解説してきました。次はいよいよお手入れ法です。上記でも述べましたが、お手入れで重要になってくるのは、十分な乾燥と汚れの除去、保管方法の3つです。それぞれの具体的なお手入れ法をご紹介していきます。
1.乾燥方法
1番ラクな方法は、キャンプ場で乾燥させてしまうことです。キャンプ場は広いので、少し早めに片づけて撤収までに乾かしてしまうのが理想的です。ですが、天候が悪かったり、チェックアウト時間が早かったりすると難しいですよね。そんな場合は自宅へ持ち帰り、帰宅後に乾かすしかありません。帰宅後に広げることになるので、持ち帰る際はゴミ袋など大きめの袋を用意しておき、そこにざっくりと入れて持ち帰ってしまうのがおすすめです。
ここからは、自宅での乾燥方法をご紹介します。
①室外で乾かす
外で干す際は、布団を干す時のように物干し竿にかけるなどして干すのが良いでしょう。ただし、タープは大きいので十分な広さがないと一気に乾かすことは難しいです。完璧に乾かすには長時間じっくりと乾かしていく必要がありそうですね。
汚れが付いたまま乾かすことになると思うので、風になびかれ汚れが飛んでいく可能性があります。そのため、外で干す際は近隣への配慮が必要です。周りの方の迷惑にならないよう十分注意しましょう。
②室内で乾かす
ベランダがなかったり小さかったり、天気が悪い日には外で乾かすことは難しいですよね。その際は室内で干しましょう。洗濯紐があれば、室内でも乾かすことが出来ます。
ただ汚れがついているので、床に落ちないよう新聞紙やブルーシートを敷いて乾燥させると良いでしょう。
③近くの公園や広場で乾かす
もし近くにテントを立ててもよい広場や施設があれば、そこに持っていきデイキャンプがてら乾燥させるのも良いですね。使用する場合は施設のルールをしっかりと確認し、周りの人たちの迷惑にならないよう気をつけましょう。
⑤乾燥は日陰が理想的
直射日光だと紫外線で生地が劣化してしまう可能性があります。なので、日陰で干すことが理想的です。ただ、環境によっては難しい場合もあるので「できるといいなぁ」くらいで、あくまで理想です。
④乾かす必要性をなくす
キャンプをする際、キャンプギアをレンタルするという方法もありますよね。レンタルしてしまえば、お手入れの必要性はなくなります。レンタルしてお手軽にキャンプを楽しむのも1つの方法です。
2.汚れの落とし方
はじめにも述べたようにタープは汚れやすく、汚れの成分によっては生地の劣化や撥水力の低下に繋がる可能性があります。
そのため、汚れが付いたらしっかりと汚れを落とす必要があります。どのように汚れを落とすのか、ここでは具体的な方法をご紹介します。
タープに付着した汚れは、基本毛先の柔らかいブラシで落とすのがおすすめです。タープを乾燥させてから、優しくブラッシングしてあげましょう。
ブラシを使うことで、生地の細かい目地に入った汚れまで落とすことが出来ます。もしブラシで落ちない汚れであれば、お湯で固めに絞ったタオルで優しく拭き取りましょう。
強くごしごししてしまうと汚れが広がったり、撥水コーティングが落ちてしまうので注意が必要です。
3.保管方法
タープを長持ちさせるのに、保管方法がとても大切になってきます。保管方法を間違えると劣化に繋がってしまうこともあるので、正しい方法で保管しましょう。ここでは、保管方法のポイントをご紹介していきます。
まずは保管場所です。タープにとって、乾燥はとても重要です。なので保管するときは十分な乾燥状態を守るため、高温保湿な場所を避けて保管するよう心がけましょう。そうすることでカビが発生しにくくなります。
また、保管の際はタープをふんわり最低限で折りたたむようにしましょう。きっちりと細かく折り畳んでしまうと、その折り目から劣化していく可能性があるからです。
まとめ
いかがでしたか?
正しいメンテナンス方法を知っておくと、使用した時に意識してお手入れ出来ますよね。
また、必要最低限の知識があれば削るところは削ることができ、自分流のお手軽なお手入れ法が見つかるかもしれませんね♪
メンテナンスがしっかりされていれば、お気に入りのキャンプギアも長く大切に使うことが出来ます。メンテンナスが行き届いたタープで、楽しいキャンプライフを過ごしましょう!