焚き火やバーベキューなど、火を使ったアクティビティはキャンプでの醍醐味!
キャンプを楽しむ上で必要不可欠、火起こしは必須になります。
しかし、アウトドアに慣れていない初心者の方は、なかなか火起こしが上手くいかず、時間ばかりが経過してしまい、思うように楽しめなかった経験をされた方も多いのではないでしょうか?
火おこしのコツと手順さえ知っておけば大丈夫‼️
初心者の方でも簡単に火をおこすことができるようになります。
ここでは、キャンプで火おこしをする際のコツや、火おこしのために用意したいアイテムをお伝えします。
また、実際に岐阜県郡上にあるキャンプ場での火起こし体験談についてもご紹介します!
火おこしに必要な材料や道具
まずは、火を起こす為にはどんな材料や道具があるといいのかみていきましょう。
炭や薪
火をおこす為には、炭や薪が必要となります。そしてその性質や用途は大きく異なります。
いったいどちらを使ったらいいのと迷う方もいるでしょう。炭や薪の特徴を知り、目的や用途に合った材料を選ぶようにしましょう。
炭
木材をじっくりと蒸し上げて黒く炭化させたものです。長時間安定して燃焼し続ける優秀な熱源になります。
炭はその火力が安定しやすいため、キャンプの中では料理に向いています。また炭を燃やすと遠赤外線効果もあり、お肉など食材にじっくりと火を入れることができます。
薪
木材をカットしたものです。林の中に落ちているような枝でも薪になりますが、水分を含んでいると燃えにくいため、乾燥させて販売しているものを、使われることをおススメします。
薪は燃えやすく炎が上がるため、焚き火に向いています。薪で起こした火で料理をすることもできますが、火力の調整が難しく、食材や器具を駄目にしてしまうこともあるため向いていません。
火起こし器
筒状の中に炭を入れて使用する火起こし専用の道具です。
空気が下から上へと流れる形状なので、火吹きやうちわで扇いで空気をたくさん送り込まなくても、簡単に火が起こせるようになります。
このように便利に使える火おこし器ですが、さまざまな種類のものがあり、使う人やシーンによって使い分けることをおすすめします。
火おこし器には、円柱タイプ・折りたたみタイプ・ガスコンロタイプの3種類があり、それぞれ特徴が異なります。
〈円柱タイプ〉
繋ぎ目がないため短時間で着火しやすいのが特徴です。ただし、サイズが大きいので場所をとり、持ち運びにも少々不便な面もあります。
大人数でキャンプをする時や効率よく火おこししたい人にはぴったりなタイプです。
〈折りたたみタイプ〉
コンパクトに折りたたみができるタイプです。
密閉できないので、燃焼時間は円柱タイプに比べると遅いです。
角形のものに多く、使わないときには薄くなるので、場所もとらずコンパクトに持ち運びたい人におすすめです。
〈ガスコンロタイプ〉
ガスコンロに乗せて火をつけるタイプです。
少量の炭で火おこししたい時におすすめです。
多くの炭は入れられないので、あくまでも少人数向けで、七輪や家でのバーベキューに適しています。
着火剤
着火剤とは、可燃性の高い成分が配合されているもののことをいいます。
火を直接つける固形タイプや、炭や薪に塗布して使用するジェル状タイプなどさまざまな種類があります。新聞紙などでも代用することができますが、着火剤があると簡単に火が起こせるようになるので、とても便利です。
アウトドア初心者で火起こしに自信がないという方は、是非用意しておくといいでしょう。
火ばさみ
燃えている炭や薪を動かして火力を調整するためには、火ばさみが欠かせません。食材の取り分けなどに利用するトングと比べて持ち手が長いので、火元から距離を取りつつ安全に作業を行うことができます。
火傷の心配をせず、安心して作業を行いたい方は、できるだけサイズが長いタイプの火ばさみを選ぶようにしましょう。
耐熱グローブ
一般的な軍手だと、商品によっては火の粉がついた際などに穴が開いてしまったり、燃えてしまう恐れがあります。火傷防止のために、専用の耐熱グローブを用意しておくのがおすすめです。
焚き火台
近年は、マナーの悪い人が増えたり、環境保護の観点から、地面で直接火を起こすことを禁止しているキャンプ場が増えています。
キャンプ場で焚き火を楽しみたい場合は、焚き火台を用意することが必要となります。
火のおこし方
火おこしに必要な材料や道具が分かったところで、いよいよ火のおこし方をみていきましょう。
今回は初心者でも簡単に火をおこすことができる火おこし器を使って火をおこす方法を紹介します。
火おこし器の使い方は実に簡単です。火おこし器の下に丸めた新聞紙や着火剤などを詰め、上に炭や薪を置きます。あとは火をつけて数分放置するだけで、火がつきます。
格段に早く火をおこすコツとして、ただ単に炭や薪を火おこし器に突っ込むのでなく、空気の流れをきちんと作るように炭や薪の置き方に気を配ります。
そして原始的な方法ですが、火おこし器の下からうちわで風を送る。これが火おこしでは多くの酸素が送り込まれ、より激しく燃えるので、最も効果的です。
炭や薪の組み方
では、どんな炭や薪の組み方がいいのでしょうか?詳しく見ていきましょう。
今回紹介するのは、ティピー型という組み方です。ティピーテントのように炭や薪を縦方向に配置する方法です。
ティピーテントとは、中央を1本のポールで支える円錐型テントのことをいい、インディアンテント、モノポールテントとも呼ばれています。
なぜ縦方向に配置するのがいいのかというと、熱くなると上昇する空気の性質を利用して、自然と空気の流れをつくることができるからです。
燃焼した熱い空気は上昇し、燃焼前の冷たい空気は薪の下方から入り込んできます。自然な空気の流れができます。
火おこしする時の注意点
火おこしをしている最中は、火が大きくなりやすく、煙も出る為、煙が大量に目に入って痛い思いをしたという経験をした人も多いのではないでしょうか。
そうならない為にも風上に立つようにしましょう。また周囲の人にも煙で迷惑をかけないよう気を配る必要があります。
焚き火台使用のみで焚き火が許可されている場合は、直火は厳禁です。火おこし器も必ず焚き火台などの上で使うようにしましょう。
キャンプで火おこしにチャレンジ‼️体験談【岐阜・郡上】
30代 男性 会社員
今回社会人卓球のサークルの仲間10人とリフレッシュと親睦を深める目的で、岐阜県郡上にある貸切キャンプ場を借りてキャンプをすることになりました。
キャンプは以前もしたことはありますが、いつも卓上コンロを使いご飯を炊いたり、カレーを作ったりしていました。
今回は、ダッチオーブンや火おこし器も借りることができるということで、せっかくなので自分達で火をおこし、バーベキューをしたり、ダッチオーブンでピザを焼いてワンランク上のキャンプを楽しむことにしました。
火おこしをした事がないメンバーばかりでしたが、炭に火をおこすことにチャレンジしました。
皆で、こうじゃない?と試行錯誤しながら、火おこし器に着火剤を詰めて、その上に炭を縦方向に入れ、着火剤に火をつけて皆で下からうちわで
交代しながら仰ぎました。
しばらくするとパチパチという音と、途中煙がモクモクとでて目にしみたりすることもありましたが、皆で無事20分程で火をおこすことができました。
火がおこった瞬間「やった〜!」と歓声の声をあげ
皆で喜びました。
おこした火でバーベキューをしたり、ダッチオーブンで、ピザを焼いたりして楽しむことができました。 やはりコンロなどでは得られない味わいがあり、焼き上がりも格別でした。
また皆で協力して火を起こすことでお互いの
心の距離もグッと縮まりました。
思ったよりも火おこしは簡単だったので、また次回も火おこしをして、本格的なキャンプ飯や、焚き火などを楽しみたいと思います。
まとめ
いかがでしたか?火起こしは難しい作業と思われがちですが、着火剤や火おこし器などのアイテムを利用し、コツさえ掴んでしまえば初心者の方でも簡単に火をおこすことができます。
今回岐阜県にある郡上のキャンプ場で、仲間と協力し合いながら火おこしにチャレンジし、火を使うアクティビティを楽しんだことで、お互いの心の距離もグッと縮まりました。
ただ、火を使用するアクティビティは火傷や火事につながる恐れもありますので、細心の注意を払い、マナーを守りながらキャンプで焚き火やバーベキューなど楽しみましょう‼️