キャンプの魅力といえば、やっぱり焚き火ではないでしょうか。そして、それを演出してくれるアイテムとして、焚き火台や囲炉裏テーブル、そしてトライポッドなどがあります。
トライポッドと言っても、それって何?思われる方もいると思いますが、トライポッドは、キャンプなどのアウトドアで使用する三脚のことをいいます。
シンプルな構造で、設営や撤去が簡単。不安定な場所にもしっかり設置できるので、キャンプで重宝します。
トライポッドは一般的に焚き火とワンセットで使用するものというイメージがあると思いますが、実は焚き火をしていない時にも工夫次第でいろいろな使い方をすることができます。
今回は、基本となる焚き火まわりでの使い方から焚き火以外での活用法まで、キャンプがもっと便利になるトライポッドの有効な使い方や、実際にトライポッドを使用してキャンプを楽しむことができた体験談についても紹介していきます。
トライポッドの魅力
まずは、トライポッドの魅力について見ていきましょう。
1️⃣焚き火料理の火力が調節しやすい
トライポッドは、薪の量を変えることなく、フックのついたチェーンの長さを変えるだけで、焚き火との距離を調整し、火加減できる優れものです。
大抵のトライポッドはチェーンとS字フックで鍋を吊り下げます。チェーンの長さはS字フックの位置を変えることで簡単に調節できます。
煮込み料理や保温したいときはチェーンを短くして火との距離をあけ、香ばしい焼き色をつけたいときはチェーンを長くして火に近づけます。
2️⃣ 安定した調理場を作る事ができる
石や砂利など、地面がゴツゴツ、でこぼこして
いる場所だと焚き火台も安定しないので、
鍋をのせると、ガタガタしたり、少し傾いていたり不安定になります。
しかし、トライポッドは中央に重心をおいたトライアングル構造でできている為、小石の多い場所などでも、脚を石などで固定すれば鍋をつるしても安定感は抜群です。
3️⃣ お洒落度がアップする
キャンプの魅力である火をおしゃれに演出してくれます。専用のテーブルで囲炉裏風に演出したり、ランタンをつるしたり、自分流のおしゃれを楽しむことができます。また、インスタ映えもするのでキャンプの魅力をより伝えることができます。
トライポッド活用術
⭐️トライポッド&ケトル
王道のトライポッドとケトルの組み合わせは、やっぱり絵になりますね。トライポッドを手に入れたら、まずは試してみましょう‼️
ケトルがひとつあるだけでキャンプに彩りを添えてくれます。
調理器具がまだなくても、ケトルさえあればコーヒーを淹れたり、カップラーメンをつくることもできます。
ケトルを焚き火にかけて自然の景色を眺めながらティータイムを楽しめば、アウトドア気分もぐっと盛り上がるでしょう。
⭐️トライポッド&ランタン
ランタンをつるすことで、直置きにするよりもたくさんの範囲を照らすことができます。
見た目もお洒落で、ランタンのやわらかい光が癒してくれます。
また、灯りの欲しい所どこにでも簡単に設置する事ができる為、とても便利です。
⭐️トライポッド&蚊取り線香
トライポッドのフックに蚊取り線香をつるせば、広範囲に煙をいきわたらせることができる為、蚊除けにも効果があります。
そして、見た目がなんとも愛らしいので、是非試してみてください。
⭐️トライポッド&田舎鍋(囲炉裏鍋)
ダッチオーブンは、活用次第でローストビーフや、ピザ、パエリア、パン、蒸し鶏など様々なものができ上がった料理はおいしいし、雰囲気もバツグンです。
ダッチオーブンはアウトドア料理において、本当に素晴らしいアイテムです。しかし、重量があり持ち運びも大変なうえ、また手入れにも手間がかかります。
逆に、田舎鍋は軽くて手入れが簡単なので手軽にアウトドアを楽しみたい方にはおススメです。 また、ボリュームのあるいろいろな料理を、これひとつで楽しむことができます。
また、小さな子どもに手がかかって調理に時間がかけられない場合、家族同士、仲間同士の大人数になるときでも大丈夫。つまり、田舎鍋はファミリーのキャンプや大人数のキャンプにおススメです。
では、キャンプで人気の田舎鍋レシピを2つ程紹介したいと思います。
子ども大好き💕トマト鍋
子どもの大好きな、ソーセージやジャガイモが入ったトマト鍋。鶏肉を一緒に煮込むことで、旨みがでて、ブロッコリーやにんじん、きのこを加えることで、栄養バランスの取れた、一品になります。
〆にとろけるチーズを入れ、ご飯を加えれば
リゾットも楽しむことができ、お腹も満たされます。
材料(2人分)
- 鶏もも肉 200g
- ソーセージ 4本
- ジャガイモ 1個
- にんじん 1/2
- ブロッコリー 1/2
- ミニトマト 4個
- しめじ 1/2袋
- ピザ用チーズ 適量
- 水 600cc
⭐️スープ
- カットトマト缶 1/2缶
- コンソメ 小さじ1
- 塩 小さじ1/2缶
みんな大好き💕具沢山 豚汁
具材たっぷりの豚汁は栄養満点。冷え込んでくる夜に食べれば、体を温めてくれます。
また、たくさん作って、翌日の朝に温め直して食べることができる豚汁。
一晩おいた豚汁は味がよくシミて、格別な味わいに。ご飯を炊いておにぎりにすれば、最高な朝ごはんに
なります。
材料 (6~8人分)
- 豚バラ肉(薄切り)150~200g
- 大根100g
- にんじん1/3本
- ごぼう1/2本
- 玉ねぎ1/2玉
- こんにゃく1/2
- あげ 1枚
- 里芋4個(約150g)
- 長ねぎ(白ねぎ)1本
- 水またはだし汁1リットル
- 味噌大さじ5~
- ごま油 適量
トライポッドの選び方
そんな便利なトライポッドですが、いざ購入しようと思っても、何を基準に選べば良いか悩んでしまう方もいると思います。ここではトライポッドの選び方についてご紹介します。
⭐️持ち運びのしやすさで選ぶ
持ち運びのしやすさで選ぶなら軽量かつ、コンパクトサイズのものがいいでしょう。重量感のある鉄製よりも、軽量のアルミ素材のものが向いています。
また、専用のキャリーバッグがついてるものを選ぶと楽に収納できるので、移動時にもとても便利です。キャンプ初心者やバイクで移動する人などにおすすめです。
⭐️汎用性の高さで選ぶ
トライポッドは、手持ちのキャンプ用品と組み合わせて使うことで、さらに幅広く活用することができます。例えば、チェーンに網が引っ掛けられるタイプなら、焼き網を使った料理も楽しめます。
トライポッドは、手持ちのキャンプ用品と組み合わせて使うことで、さらに幅広く活用することができます。例えば、チェーンに網が引っ掛けられるタイプなら、焼き網を使った料理も楽しめます。
また、焚き火専用のテーブルに合わせれば、食器やコップなども置ける為、鍋を囲みながら食事を楽しむことができます。
この手持ちのキャンプ用品と組み合わせて使えるかどうかを確認して選ぶと活用の幅がさらに広がります。
⭐️調理器具に合った耐荷重を選ぶ
トライポッドの耐荷重は5kg〜40kgまでいろいろな商品があります。
例えばダッチオーブンの場合、鋳鉄製なので重量があり、小さな耐荷重のトライポッドだと重さに耐えきれず、チェーンが切れてしまう危険性があります。
そのため、調理器具を満水にした時でも余裕で重さに耐えられる耐荷重のトライポッドを選ぶようにしましょう。
アウトドアではテントを始め、さまざまなアイテムを組み立てる必要があります。
組み立てに時間がかかってしまい、他のことを楽しむ時間が少なくなってしまうのは、もったいですよね。
時間短縮のためにも、トライポッドは簡単に組み立てられるものを選ぶのがおすすめです。
⭐️組み立てがしやすいものを選ぶ
アウトドアではテントを始め、さまざまなアイテムを組み立てる必要があります。
組み立てに時間がかかってしまい、他のことを楽しむ時間が少なくなってしまうのは、もったいですよね。
時間短縮のためにも、トライポッドは簡単に組み立てられるものを選ぶのがおすすめです。
⭐️素材で選ぶ
トライポッドの素材には、アルミ製、ステンレス製、スチール製、鋳鉄製といった様々な種類があります。
アルミ製:少々耐久性に欠けますが、軽くて安価
ステンレス製:高価ですが、錆びにくい
スチール製:重くて錆びやすい分、丈夫である
鋳鉄製:重量があり、折りたたみ不可だが丈夫で長持ちする
どの素材でもメリット、デメリットがあります。自分のアウトドアライフに合った素材ものを選ぶようにしましょう。
トライポッド活用のチャレンジ体験談【郡上】
トライポッド活用にチャレンジ‼️ ファミリーキャンプを楽しむ体験談【郡上】 40代 女性
仕事に、家事に、子育てに忙しい毎日。たまにはのんびりとした時間を自然の中で過ごしてリフレッシュしたくなり、友達家族と一緒に9人(大人4人、子ども5人)で郡上の貸し切りキャンプ場で、キャンプをすることにしました。
友達家族とは、時々バーベキューをしたりしていましたが、一緒にキャンプをするのは久しぶりで、子ども達もキャンプということで大はしゃぎ。
今回は、トライポッドというアイテムを使うと便利なうえ、お洒落でインスタ映えもするということもあり、トライポッドを準備して
郡上にあるキャンプ場に向かいました。
トライポッドは、組み立て式でありコンパクトに収納されており持ち運びも便利でした。
実際組み立てて、セッティングしてみると、でこぼこした場所でも、安定させやすく 鍋を吊り下げる鎖の長さを調整することで火力が調節できる為、煮込んだり、保温にしたりと、とても便利でした。
お互い小さい子どももいるので、あまり料理に手間がかけられない為、田舎鍋で材料を煮込むだけで簡単にできるトマト鍋を作りました。
焚き火の上に、トライポッドで吊り下げられた田舎鍋は見た目もお洒落で、風情がありました。
子ども達も鍋をのぞき込みながら「うわぁ〜美味しそう いい匂い💕」と目を輝かせていました✨
食事が終わった後は、虫除けとして香取線香を吊り下げ、夜はランタンを吊り下げました。
ランタンは、直置きするよりもたくさんの範囲を照らすことができ、見た目もお洒落で、ランタンのやわらかい光が癒してくれました。
そんな光に包まれながら、お互い温かい飲み物を飲み、2家族が今日楽しかったことなどを語り合うひとときは最高の時間でした。
今回トライポッドを活用したことで、より便利でお洒落なキャンプを楽しむことができました。
まとめ
いかがでしたか?トライポッドといっても馴染みのない方もいると思いますが、あるとアウトドアキャンプで大変重宝します。
また、トライポッドを使用することでお洒落で見栄えも良く、いつもと一味違うワンランク上のキャンプを楽しむことができます。
今回トライポッドを実際に使用し、いつもとは違ったキャンプを楽しむことができました。皆さんも是非トライポッドを活用し、よりキャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。