キャンプなどアウトドアには必須のクーラーボックスですが、正しいサイズの選び方を知らないと、サイズ選びに失敗してしまいます。
今回は、クーラーボックスのサイズを選ぶ基準について、分かりやすく説明します。
クーラーボックスのサイズを選ぶ基準
クーラーボックスには様々なサイズがあり、自分が求めているちょうど良いサイズを見つけることはなかなか難しいですよね。
ちょうど良いサイズを選ぶことができると、飲食物の保冷はもちろん、運搬のしやすさや収納の問題も解決できます。
ちょうど良いサイズを選ぶ基準を紹介します。
目的に合わせて選ぶ
クーラーボックスを選ぶ際に重要なのは、使用目的を明確にすることです。
大きく分けて、単独での使用とグループでの使用があります。
単独で使用する場合は、手軽に持ち運べる小型サイズがおすすめです。
例えば、遠出をしないピクニックでは、ドリンクや食材を少量保冷するために十分な容量が存在します。
その時は、軽量でスリムタイプを選ぶと便利でしょう。
一方で、グループで使用する場合は、中型〜大型サイズのクーラーボックスがおすすめです。
人数分の飲料や食材をたくさん入れることができるので、大人数でのバーベキューやキャンプをする時に役立ちます。
保冷力と容量から選ぶ
保冷力と容量からサイズを選ぶことも大切です。
長時間保冷したいのか、短時間で消費するのかによっても、選ぶべきサイズが変わります。
また、飲食物の量によっても選ぶべきサイズが異なります。
大量の飲食物を長時間保冷したい時や旅行に持ち出す場合は、大型で高性能なモデルが適しています。
逆に、お弁当箱を冷やす程度の使用の場合は、小型で軽量なものが手軽です。
収納スペースから選ぶ
保存場所での収納スペースを考えることも重要です。
家での保管場所や車での運搬スペースを考えると、常に一定の場所を確保できるわけではないでしょう。
そこで、使わない時には小さくたためるモデルや折りたたみ式のものを選ぶと良いです。
また、複数の容器や飲食物を持ち運ぶ場合は、複数の部分に分けられるクーラーボックスが便利でしょう。
その際は、各部分の保冷力が均等に保たれるかどうかも確認することで、よりベストな選択をすることができます。
クーラーボックスのサイズ別特徴
クーラーボックスのサイズ別の特徴について詳しく見ていきましょう。
サイズは主に、小型(10L以下)、中型(10〜30L)、大型(30L以上)の3つに分類されます。
それぞれどのようなシーンで活躍するのか、どのような利点・欠点があるのか、しっかりと理解することで、自分に最適なクーラーボックス選びができます。
小型(10L以下)クーラーボックスの特徴
小型のクーラーボックスは、そのコンパクトさが最大の特徴です。
容量が10L以下であるため、個人や少人数でのアウトドアやピクニックで活躍します。
軽さと取り扱いやすさが特徴なので、女性や子供でも楽に持ち運ぶことが可能です。
サイズが小さいので、手軽に持ち出せるのがメリットです。
一方で、内容量は限られてしまうので、長時間のキャンプ等には向きません。
小型サイズは場所を取らないので、家庭内での使用や冷蔵庫の補助としても便利です。
中型(10〜30L)クーラーボックスの特徴
中型のクーラーボックスは、機能性と利便性のバランスが取れているところが魅力です。
10~30Lの容量があれば、キャンプやBBQの際でも十分な冷蔵スペースがあります。
家族や友人とのアウトドアに最適で、しっかりと飲食物を冷やすことができます。
また、余り大きすぎず取扱いやすく、車にも簡単に収納できます。
一方で、一人での持ち運びには若干重たく感じることもあるでしょう。
こういった場合、持ち手のデザインやキャスターの有無など、製品の特性もチェックすると良いでしょう。
中型クーラーボックスは、大自然でのBBQやプチキャンプなど、様々なシーンで活躍するでしょう。
そのバランスの良さから、一家に一つは持っておきたいアイテムといえます。
大型(30L以上)クーラーボックスの特徴
大型のクーラーボックスの特徴は何といってもその大容量です。
30L以上の大容量は、大人数でのパーティーや長時間のキャンプに必須です。
大量の飲食物を一度に冷やすことが可能で、何度も補充する必要がないため、手間を省くことができます。
その一方で、大きさと容量からくる重さがデメリットとなります。
場合によっては、移動させる際は数人での作業となることもあります。
また、収納場所も必要となり、その点も購入前にチェックしたいポイントです。
大容量が魅力の大型クーラーボックスは、大人数でのアウトドアイベントや、長いキャンプ等には欠かせない存在です。
使うシーンと使用人数をしっかりと考えた上で、サイズ選びを行うことが大切です。
サイズ別クーラーボックスの利用シーン
アウトドアやキャンプ、ピクニック、そして日常生活など、クーラーボックスの役割は多種多様です。
そして、それぞれの利用シーンに適したサイズがあります。
選ぶべきクーラーボックスの大きさは、利用場所、運搬や保管のしやすさ、そして必要な冷却能力によって決まります。
サイズ別で見るクーラーボックスの利用シーンについて詳しく解説します。
小型クーラーボックスの適したシーン
小型クーラーボックスは、一人から二人ほどでの短時間の外出やアウトドアに適しています。
たとえば、ピクニックやショートハイキングなど、飲み物や軽食を保管したいときに最適です。
また、薬の保管や冷凍食品の一時保管など、日常使いにもおすすめです。
サイズが小さいので、車内に常備しておきやすいです。
また、重量が軽いため、女性や子供でも運びやすいのが特徴です。
ただし、長時間の使用や大量の物を冷やしたい場合には、クーラーボックスの大きさが足りなくなることもあります。
そのため、使い方とサイズを見極めることが重要です。
中型クーラーボックスの適したシーン
中型クーラーボックスは、比較的大人数でのピクニックやバーベキュー、キャンプなどに適しています。
大きめの飲み物や食事をいくつか準備する場合、または一日以上の長時間の外出に出かける場合など、中型のクーラーボックスが便利です。
アウトドアでの食事だけでなく、魚釣りで釣った魚の保存にも最適なサイズと言えます。
休みの日に近くの公園やキャンプ場などで家族や友人とのんびりと過ごすときなどにおすすめです。
その他、災害時の食品保管にも利用できるので、一家に一つあると便利だと言えるでしょう。
ただし、小型と比べて重量があるため、運搬は少し大変かもしれません。
大型クーラーボックスの適したシーン
大型クーラーボックスは、大人数でのキャンプや長期間のアウトドア、大型の食材や飲み物の冷却保管に最適です。
特に、団体旅行や大規模なバーベキューなど、量の多い飲食物を長時間保管したい場合に有用です。
また、魚釣りなど大型の獲物を獲得した時にも役立つでしょう。
しかし、大型はその名の通り大きく重く、運搬は一人では難しいかもしれません。
また、保管場所も考慮する必要があります。
固定で使用することが多い場所、特にキャンプ場などに設置して利用するのが一般的です。
クーラーボックスの収納方法と注意点
クーラーボックスの効果を有効に引き出す為には、収納方法に気をつける必要があります。
また、適切な使用方法を知らずに使うと、期待した効果を得られないだけでなく、中身がこぼれてしまうなどのトラブルを生じさせる恐れもあります。
正しいクーラーボックスの収納方法や、注意すべき点について詳しく見ていきます。
縦型と横型の違い
まずは、クーラーボックスの基本型である、縦型と横型の違いについて説明します。
縦型は、その名前の通り、縦に収納するタイプです。
特に飲み物など、立てて収納したい物が多い場合におすすめです。
対して、横型は大きい物を無理なく収納でき持ち運びできます。
では、それぞれの長所と短所について詳しく見ていきましょう。
縦型の長所としては、狭いスペースでも収納しやすく、飲み物の取り出しやすさが挙げられます。
一方で、短所としては、大きな物が収納しづらい点です。
対して、横型は、大きな物を収納しやすい点と、横の取っ手によって持ち運びやすいという長所があります。
但し短所として、大きさから狭いスペースには収納しにくいという点が挙げられます。
クーラーボックスの中のしまい方テクニック
冷却効果を最大限に引き出すためには、一番下に重い飲食物、その上に氷、その上に軽い飲食物という順序で詰めるのがコツです。
さらに、冷却パックなどを使用すると、長時間の冷却が可能になります。
また、空きスペースはなるべく作らないように、空きスペースを有効活用する工夫も必要です。
例えば、冷却パックをフードコンテナの隙間に入れ込むなど、スペースを有効に使ってみましょう。
これらの工夫で、クーラーボックスの冷却効果を最大限に引き出すことができます。
持ち運び方によるサイズ選び
車での移動がメインなら大型のものを選んでも問題ありませんが、手で持って移動することが多い場合はサイズに注意が必要です。
重さも考慮し、手で持って移動が可能なサイズで選ぶことが大切です。
また、中身を詰めたときに重さが増すことも忘れずに、余裕を持ったサイズ選びを心がけてください。
無理な重量は肩や腰に負担をかける原因になりますので、安全に持ち運べるサイズを心がけましょう。
サイズ別クーラーボックスのおすすめ商品
ここまでクーラーボックスのサイズについて、色々説明してきました。
では、具体的にはどのような商品が良いのでしょうか?
小型、中型、大型のサイズ別におすすめのクーラーボックスを紹介していきます。
小型クーラーボックスのおすすめ商品
まず小型クーラーボックスは、持ち運びやすさが魅力です。
各社から様々な小型クーラーボックスが発売されていますが、その中でもスタイリッシュなデザインと高い保冷力で人気なのが、「IGLOO Playmate Pal」です。
このクーラーボックスは、特許取得のデザインにより片手で楽に開け閉め出来、シートベルトにも固定できるので車内での持ち運びにも便利です。
中型クーラーボックスのおすすめ品目
次に中型クーラーボックスについてですが、こちらはキャンプやバーベキューには欠かせないアイテムです。
「Yeti Tundra 45」は、耐衝撃性や耐久性、保冷能力を備えた商品で、長時間のアウトドア活動に適しています。
分厚いウレタンフォームにより高い保冷力を発揮し、底面は滑りにくい設計となっているため安心感があります。
大型クーラーボックスのおすすめ品目
最後に大型クーラーボックスですが、これは大人数でのアウトドア活動やイベント、大量の飲食物を保冷・保存する際に活躍します。
「Coleman 50QT Xtreme Wheeled Cooler」は、大容量と優れた保冷力の他、ホイールと持ち手がついているため運搬もラクになる便利な商品です。
さらに独自の保冷機能により、炎天下でも長時間に渡り飲食物を冷たい状態に保つことができます。
まとめ
クーラーボックスのサイズについて色々紹介してきました。
クーラーボックスのサイズを選ぶ基準については、用途や、保冷力と容量、保存スペースなど、色々考える必要がありました。
今回の記事を参考にしていただき、最適なサイズのクーラーボックスを見つけていただけると幸いです。