キャンプの楽しみの一ついえばキャンプ飯ですが、お酒が好きな方は焚き火にあたりながら、大自然の中でおつまみを食べ、ビール、日本酒などを飲んでいる時間は至福のひと時であり、楽しみではないでしょうか。
美味しいおつまみとなると、手間も時間もかかって大変と思われる方も多いと思います。
しかし、上手く加工された食材、下処理済みのものなどを利用すれば、簡単なのに絶品のおつまみをつくることができます。
今回は簡単なのに絶品なおつまみをいくつかご紹介します。絶品おつまみでキャンプを盛り上げましょう。
おつまみの歴史
おつまみレシピをご紹介をする前に少しおつまみの歴史についてみていきましょう。
お酒にかかせないものと言えば、なんといってもお酒のお供とも言われるおつまみですよね。そんなおつまみですが、最も古い呼び名は肴(さかな)とよばれていました。
昔は「肴」という漢字ではなく、酒菜(さかな)と書いていました。菜という文字は食べ物を意味していて酒菜とは酒の食べ物という意味になります。
昔はお酒のつまみに魚類を多く使っていたことから、「さかな」が魚類をさすようになったとも言われています。
お酒のお供におつまみが必要な理由

昔からお酒のお供におつまみと言われていますが、その理由をご存知でしょうか?
そう言われる根拠が実はあるんです。
お酒を空腹の状態で飲むと、胃の中に食べ物が何もないため、胃に食べ物が入っている時と比べてアルコールの吸収が速まり肝臓に大きな負担がかかってしまいます。
また、肝臓がアルコールを分解するときには、たんぱく質やミネラル類(とくに亜鉛)等が消費されるので、おつまみで大豆食品(豆腐料理、枝豆など)や野菜、果物、ナッツ類を食べ、栄養を補うことが必要となります。
果物に含まれている果糖には、アルコールの分解を助ける働きもあります。
以上の理由から、おつまみと一緒にお酒を飲むことは、胃を荒らすことが少なくなり、アルコールの吸収を遅らせることで、肝臓の負担を軽減させることができます。さらに、お酒のペースを抑えることもできます。
簡単おつまみレシピ

きゅうりと塩昆布とおかか和え
〈材料〉
⭐️きゅうり1本
⭐️塩小さじ½
⭐️白だし 小さじ1
⭐️酢小さじ1
⭐️ごま油 小さじ2
⭐️塩昆布5g
⭐️かつお節4g(1パック)
⭐️白炒りごま 小さじ2
〈手順〉
①きゅうりに塩を振り、表面をなめらかにして口当たりをよくする為、塩をこすりつける板ずりをします。
②縦に包丁で筋を入れ、瓶の底などで叩いて、斜めに1cm幅に切ります
③ポリ袋にきゅうりと塩昆布、調味料をすべていれ、白だし、酢、ごま油、かつお節、白炒りごまを入れて軽く揉んだら完成です。
※かつお節を少量残しておく
④器に盛り残しておいたかつお節をかけます。
クリームチーズの醤油漬け

クリームチーズ醤油漬けは、ワインにも日本酒など、何にでも合う万能のおつまみです。
3時間くらい漬ける時間がかかりますが、前日に漬けておけばキャンプ場到着後すぐに食べることができます。
〈材料〉
⭐️クリームチーズ 4個
⭐️みりん 大さじ1
⭐️醤油 大さじ2
お好みでわさびを入れてもOK
〈手順〉
①チーズを6等分に切る。
②大きめの耐熱容器にみりんを入れ、ラップをせずに600Wのレンジで30〜40秒ほど加熱する。粗熱をとり、しょうゆ、わさびを加えてわさびが溶けるまで混ぜる。
③クリームチーズを加えてさっと混ぜ、密着させるようにラップをし、冷蔵庫で一晩おく
お好みでオリーブオイルと黒コショウをかけるともうお酒が止まりません。
簡単ピリ辛!スモークタン
〈材料〉
⭐️スモークタン(コンビニ)1パック
⭐️ネギ3分の1
⭐️ポン酢 大さじ1
⭐️ラー油お好みで
〈手順〉
①ネギを小口切りにする
②小口切りにしたネギをスモークタンにのせて、ポン酢、ラー油をかけて完成
※辛さはラー油でお好みに調整してくださいね。
厚揚げ豆腐のベーコン巻き
厚揚げ豆腐にベーコンの塩味が絶妙にマッチし、厚揚げ豆腐の中からとろ~っと溶け出すチーズがたまりません
また、厚揚げ豆腐はボリュームのわりにお値段も安く、コストパフォーマンスもGOOD
〈材料〉
⭐️厚揚げ豆腐1.5枚
⭐️ベーコン12枚
⭐️ピザ用チーズまたはスライスチーズ30g
⭐️ブラックペッパー適量
⭐️塩ひとつまみ
①厚揚げ豆腐を4等分にし、真ん中に切り込みを入れて中にチーズを詰める
②ベーコン2枚を十字に重ねて厚揚げ豆腐を巻き、爪楊枝などで留める
③ホットサンドメーカーに薄く油を塗り、弱火で10〜12分、裏返しつつ両面を焼きます。
仕上げに塩を一つまみと、ブラックペッパーをたっぷりかけたら完成です。
大葉とチーズの豚ロール
大葉とチーズという相性抜群の食材同士を組み合わせた激うまおつまみ
〈材料〉
⭐️豚バラ薄切り肉 8枚
⭐️大葉 10枚
⭐️スライスチーズ 4枚
⭐️塩こしょう
⭐️薄力粉 適量
⭐️サラダ油 適量
<作り方>
①豚バラ薄切り肉4枚をまな板などの上に並べる。
②並べた豚肉の上に大葉5枚、スライスチーズ2枚を置き、塩こしょうをふる。これをもう一セットつくる
③端からクルクルと巻き、最後に爪楊枝で止める。
④巻いた豚肉に薄力粉をまぶし、サラダ油を塗ったホットサンドメーカーに並べる
ホットサンドメーカーは完全に閉じずに上に蓋代わりに豚ロールに乗せる。
⑤時々転がしながら、弱火〜中火で7~10分、中に火が通るまでじっくりと焼く。
焼き上がったら食べやすい大きさに切り分けて完成
シイタケのたらこマヨ焼き
たらこマヨをキノコに詰めて焼くだけの超簡単おつまみ
ホイルに巻いてしっかりと火を通すことで軸まで余すことなく、ギュギュっと詰まったキノコの旨味を堪能することができます。
〈材料〉
⭐️しいたけ8個
⭐️タラコ(甘塩)1/2腹(辛子明太子でもOK)
⭐️マヨネーズ30g
⭐️パセリ(乾燥)少々
<作り方>
①シイタケは軽く濡らしたキッチンペーパーで汚れをやさしく拭き取り、軸を外す。
②石づきを切って取り、軸は細かいみじん切りにする。
③タラコは縦に切れ目を入れて包丁の背でこそげ取る
④みじん切りにしたキノコの軸とタラコ、マヨネーズを加えて混ぜ合わせ、シイタケの内側に詰めます。
⑤アルミホイルに薄く油を塗り、椎茸を並べて包み、スキレットやホットサンドメーカーで焼く。仕上げにパセリをふる。
さばのスパイシーケチャップ煮

<材料>
⭐️さばの水煮缶 1缶
⭐️水 50~60ml
⭐️きのこ 100g
(しめじ、舞茸、マッシュルーム、椎茸などお好みで)
⭐️玉ねぎ
⭐️ニンニク 1片
⭐️オリーブオイル 適量
⭐️カレー粉 小さじ1
⭐️ケチャップ 大さじ2
⭐️塩胡椒 少々
⭐️イタリアンパセリ🌿
⭐️お好みでとろけるチーズ
<作り方>
①タマネギをスライスして、きのこも適当な大きさにカット、イタリアンパセリも刻みます。
②フライパンにオリーブオイルとニンニクを熱し、タマネギ、キノコの順で炒めます。
③しんなりしたらカレー粉とケチャップを加えて全体になじませ、水とさばの水煮缶を汁ごと加えます。
④煮たったら塩、コショウで味を調えて器に盛り、イタリアンパセリを散らし完成。
※お好みでとろけるチーズを加えるとGOOD‼️
ワンポイントアドバイス☝️
辛いのが好きな方は、鷹の爪やチリパウダーを加えて辛さをアップしてみましょう。
お好みでイタリアンパセリをパクチートッピングに変えてもOK
山芋チーズ焼き
〈材料〉
⭐️山芋 適量
⭐️マヨネーズ 大さじ1
⭐️イカの塩辛 大さじ1
⭐️マヨネーズ 大さじ1
⭐️金山寺味噌 大さじ1
⭐️サラダ油(炒め用) 適量
⭐️チーズ(とろけるタイプ) 適量
⭐️パセリのみじん切り
〈作り方〉
①山芋を1センチ幅で皮のまま切る
②ソースをつくる(お好みのもので作る)
マヨネーズ&イカの塩辛(1:1)
マヨネーズ&金山寺味噌(1:1)
マヨネーズ&明太子(1:1)
③フライパンやスキレットにサラダ油をひき、山芋を両面焼く
④お好みのソースを山芋の上に塗り その上にチーズをのせる
⑤アルミホイルで蓋をして蒸し焼きにしてチーズを溶かす
⑥パセリをちらして完成。
サラダチキンとたっぷりオニオンスライス
〈材料〉
⭐️サラダチキン1枚
⭐️新たまねぎ1個
⭐️みょうが3本
⭐️大葉10枚
⭐️柚子胡椒小さじ½
⭐️マヨネーズ小さじ½
⭐️柚子ポン酢小さじ1
〈作り方〉
①新たまねぎは薄切りにし、みょうがは斜めに薄切り、大葉は細切りにします。
②切った野菜を50℃前後のお湯に1分程さらしてザルにあげます。
③ボウルに柚子胡椒を柚子ポン酢を入れてしっかりといたら、マヨネーズも加えてさらに混ぜる
④サラダチキンをそぎ切りにし、ボウルに入れて調味料をなじませる
⑤野菜を加えて、さっと和えたら完成。
ワンポイントアドバイス☝️
野菜の水分が出てしまうので、食べる直前に和えるようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか? キャンプでお酒を楽しむなら、おつまみは欠かせないもの。しかし、キャンプで美味しいおつまみを作るなんて手間も時間もかかり大変だし、面倒だとハードル高く考えがちですが、コンビニ食材、缶詰、調理済みのものを少しアレンジするだけで美味しいおつまみを簡単につくることができます。
また、どうアレンジしてみよう、あの食材と
あの食材を組み合わせたらどうだろうとあれこれ考える時間も楽しみですね。そしておつまみレパートリーも無限大に広がります。
是非キャンプで簡単おつまみをおともに、お酒を楽しんでみませんか。