カメムシにお困りの方へ|キャンプでのカメムシ対策と対処法

9月〜11月の気温が低下してくる時期は、カメムシが越冬するためエサを求めて集団移動します。そして暖かい場所を求め、たくさんのカメムシがテントやコテージ、ログハウスなどに侵入してくる為、頭を悩ませるキャンパーも多いのではないでしょうか?カメムシの悪臭は一度つくとなかなかとれません。だからこそ、できるだけ侵入を防ぎたいですよね

今回はカメムシの特性と、カメムシを寄せ付けにくい効果的な対策と撃退法、付いてしまったカメムシ臭をとる方法についてもご紹介します。

目次

カメムシの特性

⭐️陽当たりの良いポカポカと暖かい場所を好む習性があります。

⭐️白いものや明るい光を好みます。そのためキャンプなどではランタンなどの光に集まってきやすいです。

⭐️気温が下がる秋から冬にかけては越冬する為に暖かい場所を求め、テントやコテージ、ログハウスなどに大量に飛来します。

⭐️カメムシはハーブの香り(ミント系)が特に苦手です。

⭐️カメムシは叩くなどの攻撃され、刺激を受けると、自分の身を守るために強い悪臭を放ちます。

これは外敵に対する威嚇や防御の効果を狙ったものだけでなく、仲間に危険を知らせる警戒フェロモンとしての役割もあります。

⭐️カメムシは草木を好み、特に雑草が多いところに繁殖しやすいと言われています。

カメムシ対策グッズ

カメムシの特性で述べたように、カメムシはあたたかい場所を好んで集まります。

よってテントやタープなどの光を直接受けて温かくなりやすいところへの対策を特に考えたほうが良いでしょう。

カメムシの体は平たくて薄い為、2mmの隙間があれば侵入することができます。

その為、侵入されそうな入り口や窓などの隙間のあたりにテープを貼ったり、スプレーをかけるなどの対策をするといいでしょう。

今回は、おススメ対策グッズについてご紹介します。

1️⃣ハッカ油(手作り)

虫よけとしておなじみではありますがカメムシはミント系の香りを嫌うので効果があります。

ハッカ油と水をスプレーボトルに入れて網戸や窓に吹きかけると効果的です。

ハッカ油はドラッグストアなどで手に入れることができます。

作り方

材料 ハッカ油:20滴ほど

   水:90ml

ボトルにハッカ油と水を入れて、よく振って混ぜ合わせて完成です。

※虫よけスプレーとして人に使用する場合は、ハッカ油に無水エタノール10mlを入れてください。

2️⃣カメバリア

カメバリアは、強烈な臭いを発するカメムシの被害を避けるために効果的な虫対策スプレーです。自然成分を用いていますので安心です。カメバリアは、自分の着ている衣服や手に触れる場所に使用できる点が大きなメリットといえます。

カメバリアがあれば事前にカメムシが近寄ってこないようにする予防効果が期待できます。

 キャンプなどのアウトドアでは光に集まってくる習性があります。 明るいうちに服や靴、テントやタープなどにスプレーすることで、カメムシが集まってくるリスクを減らすことができます。

3️⃣カメムシよけ吊るせるゲルタイプ

手のひらサイズの吊るせるカメムシよけという商品も販売されています。

ランタンフックなんかに吊るして使うのもおすすめです。

4️⃣カメムシブロッカー L Iー01(コンセント要)

カメムシがもっとも嫌がる超音波(周波数64khz)を研究して開発されて作られた超音波式害虫駆除機です。

有害物質がゼロだから子供にも安心。

この製品の特長は撃退するだけではなく、寄せ付けません。

使用期限はなく、消耗品や交換が必要な部品もないので、永くご使用することができます。

ただコンセントを必要とするので、電源を確保できる場合に使用できます。

カメムシを見つけた場合の対策

カメムシによる悪臭被害はできるだけ避けたいですよね。被害を避ける為のカメムシの対策の方法を

ご紹介します。

対策①殺虫剤

カメムシ専用または、不快害虫用の殺虫剤を噴きかけましょう。侵入防止には、侵入しそうな場所に予め噴霧する殺虫剤も販売されています。

対策②凍結スプレー

カメムシに遭遇した場合は、叩いたり潰したりせず、凍結スプレーを噴きつけましょう。凍結させることで悪臭を出ささせずに駆除することができます。

対策③粘着テープ

粘着テープを利用するのも効果的です。

カメムシに粘着テープを貼り付ければ、素手で触れることなく丸めて簡単に捨てることができます。

ただし、ゆっくり行うと悪臭が発生してしまうので素早く丸めて捨ててしまいましょう。

対策④手作りカメムシホイホイ

カメムシは下に逃げる習性があります。

それを利用した捕獲器が家にある空のペットボトルで簡単に作ることができます。

材料 

空のペットボトル

テープ

カッター

作り方

ペットボトルを上から約1/3のところを切る

切った部分をひっくり返し、残りの2/3にはめ込む

固定するためテープを貼れば完成。

カメムシを見つけたら、カメムシの下にそっとカメムシ捕獲器を忍ばせましょう。

下に逃げる習性があるカメムシは、吸い込まれるように容器の中に入っていきます。

捕獲し終えたら、サランラップで密閉すると臭いが漏れません。

駆除する場合、ペットボトルの中に台所用中性洗剤を入れると死滅させることができます。

カメムシ駆除でNGなこと

⭐️カメムシを叩く・潰す

皆さんもご存知だとは思いますが、カメムシは叩かれた刺激で強烈な悪臭を放ちます。

叩き潰してカメムシを駆除できても、叩いたところに臭いが残るので、叩いて撃退するのはやめましょう。

素手でカメムシを潰すと手に悪臭が残り、石鹸で洗ってもなかなか臭いをとることが困難です。

さらにその手で目などに触れると炎症を起こすこともあるので注意が必要です。

カメムシの分泌液には、毒性があるので、分泌液に直接触れると、赤くヒリヒリと痛んだり、腫れたりするなど、皮膚の炎症を起こす危険性があります。

分泌液が皮膚についてしまった場合はすぐに洗い流しましょう。症状が強く出るようなら、早めに受診をしましょう。

⭐️掃除機で吸い込む

掃除機で吸いとってしまえば簡単だと思う人もいるかもしれませんが、びっくりして驚いたカメムシが掃除機の中で悪臭を放つ可能性があります。

悪臭を中で放ってしまうと臭いが残り、カメムシを捨てたとしても掃除機を使う度に、掃除機の排気ガスから悪臭が漂うことになるのでやめましょう。

カメムシの臭いの取り方 

カメムシが発する、臭いの主成分であるアルデヒド類は独特な青臭さが特徴的です。

タイ料理などで使われるパクチーの匂いによく似ています。その為、パクチーの和名はカメムシ草とも呼ばれています。

そして拭いたり、水で洗ったりしただけではなかなか落とすことができません。

ワンポイントアドバイス☝️

カメムシの臭い成分は、水に溶けやすいものと油に溶けやすいものが混ざっています。その為、油性と水性の2段階で落とすのがポイントです。

衣服に臭いがついた場合

カメムシの臭いが服についてしまった場合は、洗面器などにぬるま湯を入れ、界面活性剤(油を分解する)入りの洗剤で半日程つけ置きしましょう。その後洗濯をするといいでしょう。

ワンポイントアドバイス☝️

臭いが強いと感じる場合は、その部分に油を垂らしてからつけ置きするといいでしょう。

またカメムシの臭いには揮発性があり、熱を当てることで消臭効果を発揮するので、臭いがついた部分にドライヤーの熱やアイロンを当てるのも効果的ですよ。

手に臭いがついた場合

手にカメムシの臭いがついた場合は、石鹸で洗う前に、サラダ油やオリーブオイルやクレンジングオイルなどの油分を手にしっかりなじませてから、石鹸を使って落としていきましょう。

ワンポイントアドバイス☝️

油分は手にもみ込むようにしてなじませることがポイントです。また消毒用アルコールや界面活性剤入りの食器用洗剤でも代用OKです。

布団や寝袋に臭いがついた場合

布団や寝袋にカメムシの臭いがついてしまった場合、洗えるものであれば界面活性剤入りの洗剤で洗うようにしましょう。

洗濯するのが難しいときは、消臭スプレーやアルコールスプレーをして、天日干しをしたり、アイロンのスチームを当てたりして臭い成分を揮発させましょう。

ドライヤーの熱を当てると、速攻性があり効果的ですよ。

まとめ

いかがでしたか? 

キャンプをしているとカメムシと出会う機会を避けることはできません。でもカメムシの特性を知り、それに合わせた対策や対処をすれば、快適にキャンプを楽しむことができます。

9月〜11月の秋キャンプには、トンボが飛び交う様子が見れたり、紅葉を楽しんだり、焼き芋を焼いたり、焚き火にあたりながら、澄んだ空で暖かい飲み物を飲みながら綺麗な星を眺めたりなど、夏とは違った魅力や楽しみ方があります。

是非今回ご紹介したような、対策をして秋キャンプを楽しんでみたらいかがでしょうか。

またカメムシの臭いの被害にあってしまったら、是非ご紹介した対処法を試してみてくださいね。

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