雨が降っても大丈夫‼️雨対策と雨キャンプの楽しみ方

キャンプは雨が降らない時にするものというイメージを持つ方も多いと思いますが、山の天気は変わりやすく大丈夫だと思っていても急に雨が降るなど、キャンプには雨はつきもの

そして雨の対策や対処方法を知っておくことで、快適に過ごすことができ、雨でもキャンプを楽しむことができます。

今回は雨キャンプの魅力と雨に備えた対策や雨キャンプの楽しみ方について紹介していきます。

目次

雨キャンプの魅力

キャンプを予定している日が雨予報だとテンションもさがってしまいますよね

でも、雨の日のキャンプにも良いところがたくさんあります。

これから雨キャンプの魅力についてご紹介していきます。

魅力1️⃣キャンプ場が空いている

キャンプは晴れた日に行う人が多いので、雨の日となれば予定をキャンセルする人もいるため、キャンプ場が空いています。

周囲に人が少なく、キャンプをしている人たちも静かに過ごしていることが多いため、普段よりもゆったりと落ち着いてキャンプを楽しめるというメリットがあります。

また、いつもは予約の取りにくい人気のキャンプ場も、雨の予報が出ると空きが出ることがあり、直前でも予約が取れる場合もあります。

その為、普段は多くの人でにぎわう人気のロケーションをゆったりと満喫できたりします。

魅力3️⃣蚊や虫が少ない

いつもはブヨや蚊などの多い季節でも、雨が降れば虫の活動も少なくなります。

すべての虫がいなくなるというわけではないため最低限の虫対策は必要ですが、虫が苦手な人もキャンプを楽しめるでしょう。

魅力4️⃣声も届きにくく静か

降り続く雨音は、人の声や耳障りな音をかき消してくれます。

雨音を聞きながらテントの中でのんびりと過ごすのも、雨キャンプならではの贅沢な時間です

雨キャンプの注意点

雨のキャンプには、重大な事故につながる危険もひそんでいます。その危険を避けて楽しい休日を過ごすためにどんなことに注意すればいいのかご紹介します。

⭐️天気予報や降水量をチェックする

山の天気は変わりやすいため、雨キャンプの時は天気予報をしっかりと確認する必要があります。


その中でも特にチェックして欲しいのは降水量です。では、降水確率ごとにどんな状況かを見ていきましょう。キャンプをする際の参考にしてみてください。

1~2mm  傘を差さなくても我慢できる
3~4mm  雨粒がしっかりしていて傘を差さないと無理
5mm〜        傘を差しても濡れる・レインウェア必須
10mm以上 河川の増水や土砂崩れ等の災害が発生する危険性がある

その為、安全の為に降水量は5mmを基準としそれ以上ならキャンセルされることをおすすめします。

また、雷雨となることがわかっている場合は、残念ですがキャンプへ行くのを諦めましょう。

⭐️河川が近いキャンプ場を避ける

雨の日のキャンプにおいて、とくに気をつけなくてはならないのが河川の増水です。

一見大丈夫そうに見えても、一気に大量の水が押し寄せてくる鉄砲水が発生する可能性があります。そのため雨の日は、近くに河川があるキャンプ場は避けましょう。

とくに河川の水位より低い場所でキャンプをするのは、大変危険です。河川の水が堤防を越える、または堤防が決壊すると、大きな被害は避けられません。

⭐️崖や急斜面に近づかない

雨の日は、崖崩れが発生する可能性が高まります。そのため降水量が多い日ほど、崖や急斜面に近い場所でのキャンプは避けましょう。

⭐️テントやタープに雨水が溜まらないようにする

テントのキャノピー(出入り口の屋根)やタープにたるみがあると、その部分に雨水が溜まっていきます。

そのまま放置すると雨水の量も増え、その重みで倒壊する恐れがあるので注意しましょう。

対策としては、雨水が溜まらずに流れ落ちるように設営することです。

設営時にできるだけたるみを作らず、場所によって高さに差をつけることで、雨水が溜まるのを防ぐことができます。

⭐️雷雨時は車や建物に避難

想定外の雷雨に見舞われることもあるかもしれません。そんなときは、すぐに車や近くの建物に避難しましょう。

テント内への避難では不十分。また、木の真下にいるのも危険です。

自分が雨宿りをしている木に雷が落ちると、木の幹から自分の体へ雷が伝わってくる可能性があります。

理想的な避難場所は、車や鉄筋コンクリートの大きな建物です。キャンプ場の受け付けがある建物、休憩所、トイレなどの場所を事前にしっかり把握しておきましょう。

⭐️キャンプ用品のメンテナンス

雨の影響でとくに劣化しやすいのが、鉄製品や革製品です。

濡れたまま面倒だと放置したり、そのまま収納してしまうと大切な用品が長持ちしません。

大切なキャンプ用品を長持ちさせるためには帰ってから水分を拭き取ったり、干して乾かすなどメンテナンスしましょう。

キャンプでの雨対策7選

次に事前の雨対策についてご紹介します

1️⃣レインウェア

雨に濡れながらの作業になるので、レインウェアは必須です!

2️⃣防水シューズや長靴

足元は必ず濡れますので、防水シューズか長靴を履きましょう。

より快適なのは、着脱しやすく蒸れにくい防水シューズです。

3️⃣グランドシートを敷く

テント下には、グランドシートを敷きましょう。
グランドシートは、テントの底面を傷や汚れから守ってくれるシートです。

また、グランドシートとテントの間に雨が流れ込んでテントの下から浸水しないよう、テントの直径よりも少し小さめのサイズを選びましょう。

4️⃣長めのペグを使う

雨が降ると地面が水を含んで柔らかくなるため、ペグが抜けやすくなります。

ペグが抜けるのを防ぐため、雨キャンプの時には30cmほどの長いペグを準備しましょう。

5️⃣タオルや雑巾は多めに

雨キャンプでは水濡れや汚れが多いため、晴天時よりも拭く機会が多くなります。

テントやタープなどのキャンプギアを拭くのはもちろんですが、テントに入る時足を拭くなどに使うため、多めに準備しましょう。

6️⃣雨の日にあると便利なグッズを準備

雨の日にあると便利なグッズはいろいろとあるのでいくつかご紹介します。

「スクリーンタープや2ルームテント」

雨でも快適に過ごせるリビングが欲しいなら「スクリーンタープ」や「2ルームテント」を準備すれば、雨が吹き込まないので安心です。

「ベンチやコット」

荷物を高い場所に置いて濡らさないようにするには、ボックスにまとめてベンチやコットの上で保管するのがおすすめです。

人気の木製3段ラックも便利ですが、地面との接地面積が小さい方が後片付けは楽ですよ。

「カサ」

トイレなどに行くときに便利です

「スノコ」

テントの出入りに足元が濡れず便利です

「ハンギングチェーン」

ランタンやライター、小型トーチなど使用頻度の高い小物はハンギングチェーンを使って吊り下げておくと濡れず便利です。

レインウエアや傘も場所を決めて吊り下げておけばほかの道具を濡らさずにすみます。

「折りたたみバケツ」

スマートフォンやデジカメ、ビデオカメラなどなるべく濡らしたくないものは折りたたみバケツが指定席。使用後に水分を拭き取れるようタオルも入れておきましょう。

「Sカンやカラビナ」

小物を吊すときに活躍するのがSカンやカラビナです。自在に曲がり、適度に強度がある針金はハンガーがわりにレインウエアを吊すときにも使える優れものです。

「小さなチェア」

テント入り口に小さなチェアを置いておくと

座ることができる為、面倒なレインウエアや長靴の脱ぎ着が落ち着いてできます。

「ブルーシート」

雨キャンプの様々な場面で活躍するのが、ブルーシートです。雨対策にあると便利です。

3枚くらいあるとGOOD👍

ブルーシートオススメの使い方

⭐️テント内では、ブルーシートを敷いた場所をバッグなどの荷物置き場にする

雨が強くなってくると、グランドシートを敷いていても、テントの床から浸水してくる事があります。荷物が濡れることを防ぐことができます。

⭐️タープ内では、普段は直接地面に置いているコンテナや薪ケースといったキャンプギアの下にブルーシートを敷く

雨除けのタープが設置されていても、地面の傾斜によってはタープ内に雨水が流れてきてしまいます。その際にギアの底が濡れると、撤収の際に手間がかかります。あらかじめブルーシートを敷いておき、汚れるのを防ぐといいですよ。

⭐️就寝時にはタープ下のキャンプギアの上にかけておく

万が一強い雨風に晒されても濡れることがなく、ギアの劣化も防ぐことができます。

「ゴミ袋」

撤収時に雨が降っている際には、濡れたテントやタープを、大きめのゴミ袋に入れて持ち帰るといいです。

テントやタープが濡れている場合、そのまましまってしまうとカビの原因になりますので、持ち帰った後で家の庭やベランダなど、雨の当たらない場所で干しましょう。

45Lのゴミ袋のサイズであれば、1〜5人用程度のテントやタープを入れることができます。2〜3人のキャンプであれば、3枚ほど持っていれば、濡れたテントやタープを袋に入れて持ち帰るのに十分です。 100均などでも購入できますので、効率よく撤収を行う為に準備しておくといいでしょう。

7️⃣事前に防水性やはっ水性を確認

テントやタープの防水性やはっ水性が落ちていると、雨漏りの原因になるので、あらかじめ防水性やはっ水性を確認しておきたいですね。

おすすめは毎回のキャンプでの確認です。

雨や夜露でテントが濡れた際に、きちんとはっ水しているかを確認しておきましょう。

キャンプが頻回でない場合は、テントやタープを一度張り、水をかけてはっ水性を確認し、同時にシームテープのはがれがないかもチェックして、問題がないか確認しておきましょう。

※シームテープとは、防水素材の縫い目に使われている防水テープのことです。 テントやレインウェアなど、どんなに優秀な防水素材であっても「縫い目」は穴が空いている状態なので、そこから水漏れがしないようにシームテープで塞がれています。

雨キャンプの楽しみ方

 1️⃣キャンプ料理にこだわる

雨の日のキャンプは、基本的にテントやタープの下で過ごします。

晴れた日のように屋外で活発に過ごすことは難しいので、その分キャンプ料理にこだわってみたりして楽しむなど、雨の日ならではの時間の使い方ができます。

時間のかかる煮込み料理なども、会話を楽しみながらのんびりと作れるため、雨の日はキャンプ飯のレパートリーを増やすチャンスでしょう。

2️⃣テント内遊びを楽しむ

雨キャンプの時は室内遊びを楽しむ!と決めて、テントの中でできる遊び道具を持っていくのもおすすめです。

トランプや花札、UNOなどのカードゲームやジェンガ、ボードゲームなどがあると盛り上がるでしょう。

3️⃣水辺のアクティビティを楽しむ

雨に濡れても気にならない水辺のアクティビティを体験するのもおすすめです。

川ならラフティングキャニオニング

湖ならSUPなど、どうせなら思いっきり濡れることを楽しんでみませんか?

※SUPとは、「Stand Up Paddleboard(スタンドアップパドルボード)」を略したもので、水上でボードの上に立ち、パドルを使って漕ぎ進むハワイ発祥のマリンスポーツです。


雨風の状態によっては中止になる可能性もありますが、雨なので人も少なくプライベート感満載で楽しめること間違いなし

4️⃣釣りを楽しむ

雨の日は、釣りのチャンスでもあります。
他の釣り人が少ない、低気圧で魚が浮く、などの理由で、実は魚が釣れやすいと言われています。

釣った魚を焼いて食べるのも、格別に美味しいですね

まとめ

いかがでしたか?雨キャンプには晴れでは味わえない魅力や楽しみ方があります。

しっかり雨対策をしてキャンプをしましょう。

しかし、雨キャンプはムリをすると危険なこともあります。天気予報を必ずチェックして、台風など悪天候時には諦める勇気も大切ですね。

またキャンプ地を変更したり、2泊のところを1泊にするなど、計画を変更して、安全第一で臨機応変に対応して雨キャンプを楽しみましょう。

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